登記・測量の基礎知識 No.15
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土地の面積の測り方

Question

登記簿に記載されている土地の面積(地積)は、どのようにして測るのでしょうか?
また、土地の面積に関して、注意する点があれば教えてください。

Answer

土地の面積は、まず境界をはっきりさせるための測量を行い、その測量結果に基づいて計算します。

境界をはっきりさせるための測量は、登記・測量のQ&A 第010号「境界確定図って何?」で紹介した手順で行います。

面積の計算は、現在は、測量で求めた境界点の座標から、方程式により算出する、座標面積計算(ざひょうめんせきけいさん)が主流のようですが、以前は、土地を三角形に区切って、それぞれの三角形の面積を足し合わせる、三斜面積計算(さんしゃめんせきけいさん)が主流でした。

参考図:面積計算例

さて、今まで単に「面積」と表現してきましたが、土地の面積は、水平投影面積(すいへいとうえいめんせき)と呼ばれる面積が使われます。

水平投影面積は、傾斜地があっても、水平に置き換えて計算します。つまり、その土地を真上から見たときの面積ですので、実際の見かけ上の面積とは違うことに注意してください。

参考図:水平投影面積

また、土地の面積を実際に測ると、登記簿の面積(地積)と違う場合があります。このような場合には、登記簿を正しい面積に直す手続が必要になります。

ちなみに、実際に測った面積が大きい場合を縄延び、小さい場合を縄縮みと呼びます。

その他「土地の面積」についてお知りになりたい場合には、お近くの土地家屋調査士におたずねください。

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