- お役立ち情報 Q&A
- ビニールハウスは登記できるか
建物に関するお役立ち情報 No.13
ビニールハウスは登記できるか
Question
私は、畑の中に農耕用のビニールハウスを3棟造りました。
建物として登記したいのですが可能でしょうか?
一棟300平方メートルあり、基礎はコンクリートで部分的に鉄骨も使用していますので、費用もかなり掛かっています。
Answer
残念ですが、ビニールハウスでは登記できません。
柱などを軽量鉄骨で造り、基礎もコンクリートで固定したとしても、屋根及び周壁の部分がビニールで覆われているだけですから、不動産登記法の建物とは認められません。
しかし、屋根や周囲にガラスまたはガラス質の板がはめ込まれているような場合は、建物として認められます。
建物として登記できる条件は次の5つを満足させたものです。
- 土地に定着していて容易に移動できないこと。
- 永続性がある。
- その目的とする用途に供しうる状態にある。
- 屋根および周壁などの外気を分断するものがある。
- 不動産として独立して取引対象となりうるものであること。
などが必要です。
屋根、周壁がビニールでは、一般的に耐久年数が1〜2年と短く、構造上の永続性がないので登記できる建物とは認められないのです。
こちらもご覧ください → 登記できない建物
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<登記・測量の基礎知識より抜粋>