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土地・境界に関するお役立ち情報 No.35
境界標の種類について
Question
境界標とはどのような材質で、どのポイントが境界なのでしょうか?
Answer
境界は地番の境ですが、境そのものは目に見えません。
そこで、目に見えない境界を補って境界がわかるようにするための「目印」が必要です。
境界標とはこの「目印」のことです。
民法では特に材質や大きさ等の制約はありませんが、実務的には永続性のある石杭やコンクリート杭、コンクリートで根巻きしたプラスチック杭、あるいは金属標(プレート、鋲)等を用います。
この「永続性のある」とは材質的に耐久性があり、埋設方法が堅固である状態(コンクリートで固めたり、アンカーを打ち込んだり)が求められます。
つまり、容易に移動せず壊れにくい堅牢なものです。
境界標であらわす指示点は十文字やT字、斜め矢印などいろいろあります。
一般的にはその交点や指し示すポイントとなりますが、何らかの原因で境界標が動いていたり、あるいは特別の合意等があることも考えられますので、安易に自己判断せず境界立会を行うなどして境界点をしっかりと見極めることが大切です。
また、境界標の溝が消えかかっていたり判然としない境界標の場合は、相隣トラブルの原因とならないように、土地家屋調査士に依頼して境界標の入れ替え等を行っておくことをおすすめします。この場合ももちろん隣接地主との境界立会が必要になります。
詳しくは、お近くの土地家屋調査士におたずねください。
<コンクリート杭> 境界標としては最も多く使用されています。 永続性があり、サイズは場所によって使い分けされ、大きさも長さも様々です。 | |
<御 影 石> 美しくて堅い花崗岩でできています。境界標としては最も優れた永続性ある材質ですが、自然石なため希少価値があり、堅いため加工に手間がかかりますので若干高価になります。 | |
<根 巻> 境界標をさらにコンクリートで根巻すると、一層堅固になります。その分費用はかかりますが、土で埋め戻した場合よりはるかに堅固になりますので、コンクリート杭を設置する場合には、根巻きをすることをおすすめします。 | |
<プラスチック杭> 加工が簡単なため、市場にたくさん出回っていますが、軽くて安定性に欠ける部分があります。最近では、コンクリートや御影石を継いだものや、ステンレスで頭部を巻いたもの等工夫されています。 | |
<木 杭> サイズは様々ですが1〜2年程度で腐食しますので耐久性に欠けます。仮杭又は一時的な杭として使用されます。 | |
<金 属 標> 鋳鉄杭を始め、真鍮、ステンレス又はアルミ等により、現地の事情に合わせて使用する標識がたくさん開発されています。 |
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