土地・境界に関するお役立ち情報 No.6
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父が元気なうちに境界をはっきりしたい

これも非常に大切なことです。 土地の境界を気にして生活することはあまりありません。しかし、土地の境界について詳しく知っているのはお年寄りが多いのも事実です。
土地を購入した当時は隣の人と仲良く暮らしていても年月が経ってしまうと、子供の世代になります。

例えば、昔、親同士が口約束で通路部分を無償で貸したり借りたりしているような場合、当事者は既に亡くなっていたりすると、お互いの子供同士が正しい境界を巡って裁判に発展することが良くあります。土地の境界問題ほど裁判所の裁判官がほとほと手を焼く事件はないという話を以前聞いたことがあります。

しっかりした図面(土地境界確定図や地積測量図のうち復元可能な図面)がないと水掛け論になりかねません。この手の裁判期間は10年が普通です。隣同士で毎日毎日いやな思いをするはめになりかねません。

ですから、長い目で見れば少々登記測量代がかかっても、親が元気なうちに境界をハッキリさせておくことは、緊急ではないけどとっても重要なことなのです。転ばぬ先の杖、是非土地家屋調査士にご相談下さい。

土地境界確定図の例

土地境界確定図

地積測量図の例

地積測量図

情報提供:土地家屋調査士結城輝夫事務所<宮城県仙台市>

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