• 竹島土地家屋調査士事務所 トップページ
  • お役立ち情報

お役立ち情報

土地や建物に関するトラブルの多くは、当事者がもう少し「土地や建物、境界に関する知識」を持っていれば未然に防ぐことができます。

不動産を守るために必要な役立つ情報を、専門家の立場からわかりやすい表現で提供しています。軽微なトラブルは未然に防ぐことができるよう是非参考にしてください。

無料お役立ちメール

不動産を守るために役立つ情報を、メールで配信しています。

お役立ち情報メール 申し込み・変更・解除

お役立ち情報の配信をご希望の方は、下のボタンを押してください。
(※アドレス変更や、購読解除もできます)

お役立ち情報の申し込み・変更・解除

※お役立ち情報の申し込み・変更・解除フォームには暗号化通信(SSL)を採用しております。

お役立ち情報バックナンバー

2007/04/09(月)

土地建物の悩み相談Q&A 第021号 「通行地役権を設定したい」

■■■■竹島土地家屋調査士事務所 登記・測量のお役立ち情報■■■■

いつもお世話になっております。
土地家屋調査士の竹島丈(たけしまたけお)です。

このメールは私と名刺交換していただいた方、私のホームページからお役立ち情報をお申し込みいただいた方、不動産・住宅関連の方に、身近な事例として登記・測量に役立つメッセージをお届けしております。

ご覧頂き、お仕事や日常生活で何らかのご参考にしていただければ幸いに思います。

もしご不要でしたら、お手数をお掛けして申し訳ありませんが配信解除して頂きますよう、宜しくお願い申しあげます。配信の申込み・変更・解除はこちらです。
http://www.to-ki.jp/takeshima/info.asp

────────────────────────────────
────────────────────────────────

土地建物の悩み相談Q&A 第021号 「通行地役権を設定したい」
★★★★★★★「通行地役権を設定したい」★★★★★★★
 

第21回・土地建物悩み相談Q&A

問い
-----------------------------------------------------------------
私の土地は公道に面しておらず、他人の土地(A氏所有の8番2)を通って生活しています。


これには理由があり、私の父とA氏の父は兄弟だった関係(既に両者死亡)で、特に契約もせず無償で通路を数十年使用していたのです。

その後世代もかわり、親戚関係も疎遠になってきたため後々道路の問題でこじれないように、今のうちにはっきりしておきたいと考えております。

A氏は8番2の土地は売却したくないけれども、私のために通行権だけは半永久的に認めると言っております。どのような手段があるのでしょうか。

答え
-----------------------------------------------------------------
自分の土地の便益のために、他人の土地を利用できる権利のことを地役権と言います。

この地役権のうち、他人の土地を通行できる権利のことを通行地役権といいます。

この権利は、契約や取得時効などによって取得できます。通行地役権を取得すると、他人の土地(承役地)を通行上必要な部分に限り自由に通行することができます。

契約によって、あなたの土地(8番4、要役地という)を売買したとしても、新しい所有者は通路部分、8番2(承役地という)の通行地役権を継承できます。

しかし、これらは単に契約を結んだ当事者間(A氏、あなた、あなたの土地の継承者)に有効なだけですので、A氏が第三者に土地を売却した場合であっても同様に通行権を主張できるように、通行地役権の設定登記をしておくのが最も有効な手段です。

実際の地役権設定登記は土地家屋調査士と司法書士が協力して業務を行います。土地家屋調査士は法務局等の資料調査と現地調査を実施し、必要に応じて境界確定測量、分筆登記、あるいは地役権図面を作成します。

次回は「土地の境界石は信頼できるか」についてです。

どのような内容なのか、楽しみにお待ち下さい。

────────────────────────────────
────────────────────────────────

土地家屋調査士は市民生活と密接に関係する土地・建物について、登記・測量の分野で深く関わっております。

当事務所は登記・測量・境界確認(境界杭)についての業務はもちろんのこと、登記・測量が伴わない法務局登記調査・現地調査等、その他関連業務も行っております。

対象土地の登記事項証明書・公図・地積測量図等の請求(地番が判明しているとき)、法務局登記調査(地番が判明していないとき)、現地写真撮影・道路幅員確認等の現地調査、滅失した境界杭の復元等も行っております。

登記・測量・境界確認(境界杭)に関することなら、なんでもお気軽にご相談ください。

お電話又はホームページからご連絡いただきますと無料でご相談をお受けしております。ただし、法務局等の調査が必要な場合は、登記印紙や交通費などの実費は有料となります。(実費はおおむね5千円〜2万円程度です)


┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┏━━━┓土地を識り、人と社会につくす地識人
┃\_/┃〜境界測量・土地建物登記の専門家〜 
┗━━━┛    竹島土地家屋調査士事務所
┃           土地家屋調査士 竹島丈
┃ _______________________
┃|
┃|〒659-0012 芦屋市朝日ヶ丘町20番11号
┃|■TEL 0797-70-7140 ■FAX 0797-70-7141
┃|■E-mail takeshima@to-ki.jp
┃|■U R L http://www.to-ki.jp/takeshima/



バックナンバーリスト

2011/03/29(火) 登記・測量のQ&A NO.116「筆界特定後の筆界標の設置」
2011/02/28(月) 登記・測量のQ&A NO.115「筆界特定後の措置とは」
2011/02/16(水) 登記・測量のQ&A NO.114「筆界特定書とは」
2011/01/31(月) 登記・測量のQ&A NO.113「筆界調査委員による意見の提出とは」
2010/12/15(水) 登記・測量のQ&A NO.112「申請人等への手続き保障とは」
2010/11/30(火) 登記・測量のQ&A NO.111「行政機関等への協力依頼とは」
2010/11/15(月) 登記・測量のQ&A NO.110「立ち入り調査の手続きとは」
2010/10/21(木) 登記・測量のQ&A NO.109「特定調査における測量とは」
2010/09/28(火) 登記・測量のQ&A NO.108「特定調査とは」
2010/09/11(土) 登記・測量のQ&A NO.107「論点整理とは」
2010/08/23(月) 登記・測量のQ&A NO.106「現況把握調査とは」
2010/08/02(月) 登記・測量のQ&A NO.105「基礎資料の内容と調査図素図とは」
2010/07/16(金) 登記・測量のQ&A NO.104「事前準備調査とは」
2010/06/30(水) 登記・測量のQ&A NO.103「進行計画の策定とは」
2010/06/14(月) 登記・測量のQ&A NO.102「筆界の職権による調査とは」
2010/05/31(月) 登記・測量のQ&A NO.101「筆界特定の標準処理期間とは」
2010/05/21(金) 登記・測量のQ&A NO.100「筆界特定の手続き費用とは」
2010/04/28(水) 登記・測量のQ&A NO.099「筆界特定の申請手数料とは」
2010/04/14(水) 登記・測量のQ&A NO.098「1点のみの筆界特定の申請は可能か」
2010/03/30(火) 登記・測量のQ&A NO.097「筆界特定の法的効力と手続きの構造」

総数:194件 (全10頁)

前20件 1 2 3 4 5 6 >>| 次20件

ご相談・お問い合せはこちら

新築登記、分筆測量、地目変更等の不動産(土地・建物)に関するご質問や、測量に関するご質問にお答えします。また、固定資産税を払いすぎているかもしれないとお感じの方も、どうぞお気軽にお問い合わせください。

TEL.0797-70-7140

受付時間 :10:00 〜 18:00 (土日祝祭日除く)

お問合せ・ご相談の窓口はこちら