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2010/11/13(土)

「運河用地とは」

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「運河用地とは」
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問い
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土地の登記記録に記載される地目についておたずねします。
「運河用地」とはどのような土地を指すのでしょうか?






答え
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土地の登記記録に記載されている地目は、土地をその利用状況によって区
分したもので、法律によって23種類が定められています。

その法律によると、運河用地(うんがようち)は、
「運河法第12条第1項第1号又は第2号に掲げる土地」
となっています。(不動産登記事務取扱手続準則 第68条14号)

ここで、運河とは、もっぱら水運に用いるために陸地を掘って人工的に作
られた水路を言います。

運河法第12条第1項第1号又は第2号に掲げる土地とは、
水路用地及び運河に属する道路、橋梁、堤防、護岸、物揚場、繋船場の
築設に要する土地、運河用通信、信号に要する土地をいいます。

見た目では、運河なのか河川なのか区別がつかない場合もありますが、人
工的に作られた運河と、自然にできた河川とは取扱いが違います。

以上、地目の運河用地について簡単にご紹介しましたが、
実際には、地目が運河用地であるかどうかの判断にはかなりの困難を伴う
場合があります。