お役立ち情報バックナンバー

2021/08/15(日)

土地建物のお役立ち情報 第0022号 「土地の境界石は信頼できるか」

-☆☆☆☆土地建物のお役立ち情報「登記・測量のQ&A」☆☆☆☆

土地家屋調査士の高橋昇です。
いつもご愛読ありがとうございます。
色々と悩んだ結果、13日にコロナワクチン接種に行ってまいりましたが、接種をした今でも正直、どちらが正しい選択だったのかは私にはわかりません。お恥ずかしい限りです。そしてこのコロナ禍以降、特に感じるのは「今は情報を選別する能力を求められる世の中なのだなぁ…」と言う事です。
情報を選別する能力を身につけるには、多くの情報にアクセスするしかないと思いますので、これからは世の青少年を見習い、先ずはスマホで調べるを身近な習慣にして行こうと考えています。

このメールは私と名刺交換していただいた方、私のホームページからお役立ち情報をお申し込みいただいた方に、身近な事例として登記測量に役立つメッセージをお届けしております。
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◆登記・測量のQ&A 第0022号
「土地の境界石は信頼できるか」
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★★★★★★★「土地の境界石は信頼できるか」★★★★★★★
 

問い
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私は不動産の仲介業者を通じて土地を購入しました。

最近、境界問題のトラブルをよく耳にするので、仲介業者に「境界杭はしっかりしてますか?」と質問したところ、すべての個所に境界石があるので大丈夫と言われました。

これだけで本当に大丈夫なのでしょうか?

答え
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境界石があれば大丈夫と考えがちですが、実はこれだけでは充分ではありません。

と言うのも、その境界石は隣接地権者(道路と接する場合は役所も含む)の立ち会いや同意は得ているのか、その後の工事で移動してないか、その石が境界だとみなす根拠(境界確定図や法務局備え付けの地積測量図、昔の実測図等と一致した点に石がある等)はあるのか、などです。

従って、土地を購入するときは、境界石があるだけで安心せずに[必ずその石が境界だと言える根拠のある図面]を求めることが有効です。

さらに最も安全なのは、隣地所有者の境界承認印が押印してある「境界確定図」を作成させることでしょう。

この図面を作ることは費用も時間もかかるため、常に作成するとは限りませんが、買い主にとって境界トラブルを未然に防ぐ有益な方法と言えます。

次回は「傾斜地がある土地の境界線はどこか」についてです。

どのような内容なのか、楽しみにお待ち下さい。

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★登記豆知識[地目の定め方]★
ため池:耕地灌漑用の用水貯溜池をいう。
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読者の皆さんの声をいただくことが、私にとって何よりの励みです。
どんな些細なことでも結構です。ご意見ご感想など、お便りいただけると本当に嬉しいです。
ご意見・ご感想 e-mail takahashijimusyo@to-ki.jp


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ご質問、ご相談は、土地家屋調査士事務所をご活用下さい。

お電話又はホームページからご連絡いただきますと無料でご相談をお受けしております。
ただし、法務局等の調査が必要な場合は、登記印紙などの実費は有料となります。(実費はおおむね5000円〜10000円程度です)
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ただし、高崎市を中心とした群馬県内に限定させていただきますので、よろしくお願いいたします。

【発行所】
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土地家屋調査士 高橋昇

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