お役立ち情報バックナンバー

2007/01/04(木)

登記・測量のQ&A NO.029「建物を取り壊した時」

■■■■登記の三坂 お役立ち情報「登記・測量のQ&A」■■■■

土地家屋調査士の三坂 友章(みさかともあき)です。

いつもご愛読いただきありがとうございます。

明けましておめでとうございます。
今年も元気に頑張っていきたいと思います。
本年もよろしくお願いします。


このメールは私と名刺交換していただいた方、私のホームページからお役立ち情報をお申し込みいただいた方に、身近な事例として登記測量に役立つメッセージをお届けしております。
http://www.to-ki.jp/misaka/

配信の申込み・変更・解除はこちらです。
http://www.to-ki.jp/misaka/oyakudachi/


読者の皆様からの要望にお答えし「登記・測量のQ&A」をお届けしております。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
◆登記・測量のQ&A 第029号
「建物を取り壊した時」
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
前回は「建物を増築・改築した時」についてお話ししました。
「増築」の場合には、その建物の所有者が、変更があった日から一月以内に、表題部の変更の登記を申請しなければならないこと、「改築」の場合には、改築の内容が建物の一部を改造する程度であれば、表題部の変更の登記、前の建物と同一性がないような建て替えの場合には、建物表題登記をしなければならないことなどをお話ししました。

今回は「建物を取り壊した時」についてお話ししましょう。

問い
────────────────────────────────
今まで親から相続した古い家に住んでいたのですが、近くに新しく団地ができたのでそちらに家を建てて引っ越す予定です。今まで住んでいた家は取り壊して更地にしたいと考えています。建物を取り壊した際にはどのような登記が必要になるのでしょうか?

答え
────────────────────────────────
登記されている建物を完全に取り壊したり焼失した場合には、その所有者は、取り壊した日(焼失した日)から一月以内に、建物の滅失の登記を申請しなければならないことになっています。

取り壊した(焼失した)建物が附属建物だったり、建物の一部だった場合には、滅失の登記ではなく、表題部の変更の登記が必要になります。

建物の滅失の登記がなされると、その建物の登記簿の表題部から登記事項が抹消され、その登記簿は閉鎖されます。

建物の滅失登記を行うと、所有権の登記や抵当権の登記などの権利に関する登記も全て抹消されますので、抵当権などの第三者の権利が登記されている建物を取り壊す場合には、後々トラブルにならないよう、先に権利者から承諾をもらっておきましょう。

また、建物が無くなったのに滅失の登記をしないままでいると、固定資産税の納付書が送付されてくる可能性もありますので、早めに滅失の登記を申請することをお勧めします。

以上、登記されている建物を取り壊したり焼失した場合に必要な登記について簡単にご紹介しました。建物の滅失の登記はそれほど難しくありませんので、ご自分で申請されてもよろしいかと思います。
詳しくは、お近くの土地家屋調査士におたずねください。

今回はここまでです。
次回は「建物を分割した時」について配信する予定です。

どのような内容なのか、楽しみにお待ち下さい。

────────────────────────────────

私達、土地家屋調査士は市民生活と密接に関係する土地・建物について、登記・測量の分野で深く関わっております。

ご質問、ご相談は、土地家屋調査士事務所をご活用下さい。

お電話又はホームページからご連絡いただきますと無料でご相談をお受けしております。ただし、法務局等の調査が必要な場合は、登記印紙などの実費は有料となります。(実費はおおむね5千円〜1万円程度です)
http://www.to-ki.jp/misaka/

ただし、宝塚市、伊丹市、川西市、尼崎市、西宮市、三田市、猪名川町、池田市に限定させていただきますのでよろしくお願いします。

【発行所】
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┏━━━┓土地を識り、人と社会につくす地識人
┃\_/┃〜境界測量・土地建物登記の専門家〜 
┗━━━┛三坂登記測量事務所
┃ _______________________
┃|
┃|〒665-0866 兵庫県宝塚市星の荘3番21号
┃|TEL:0797-85-8031 FAX:0797-85-6051
┃|土地家屋調査士 三坂 友章
┃|e-mail misaka@to-ki.jp
┃|
┃|☆あなたの街の登記測量相談センター<宝塚>
┃|http://www.to-ki.jp/misaka/

バックナンバーリスト

2014/01/15(水) 登記・測量のQ&A NO.198「床面積に含まれない部分とは」
2014/01/01(水) 登記・測量のQ&A NO.197「建物の床面積とは」
2013/12/15(日) 登記・測量のQ&A NO.196「建物の構造とは」
2013/12/01(日) 登記・測量のQ&A NO.195「建物の種類とは」
2013/11/15(金) 登記・測量のQ&A NO.194「用途地域とは」
2013/11/01(金) 登記・測量のQ&A NO.193「ブルーマップとは」
2013/10/15(火) 登記・測量のQ&A NO.192「住居表示と地番」
2013/10/01(火) 登記・測量のQ&A NO.191「法定外公共物とは」
2013/09/15(日) 登記・測量のQ&A NO.190「不完全な位置指定道路」
2013/09/01(日) 登記・測量のQ&A NO.189「位置指定道路とは」
2013/08/15(木) 登記・測量のQ&A NO.188「土地の面積の計算方法」
2013/08/02(金) 登記・測量のQ&A NO.187「合筆できない土地」
2013/07/15(月) 登記・測量のQ&A NO.186「土地合筆登記とは」
2013/07/01(月) 登記・測量のQ&A NO.185「地目変更登記とは」
2013/06/15(土) 登記・測量のQ&A NO.184「地図訂正の申出とは」
2013/06/01(土) 登記・測量のQ&A NO.183「地積更正登記とは」
2013/05/15(水) 登記・測量のQ&A NO.182「境界確定図とは」
2013/05/01(水) 登記・測量のQ&A NO.181「境界標とは」
2013/04/15(月) 登記・測量のQ&A NO.180「分筆登記とは」
2013/04/01(月) 登記・測量のQ&A NO.179「筆界未定地とは」

総数:496件 (全25頁)

前20件 1 2 3 4 5 6 >>| 次20件