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2021/03/01(月)
土地建物のお役に立ち情報 第011号 「マンション購入者に敷地の所有権あるか」
☆☆☆☆土地建物のお役立ち情報「登記・測量のQ&A」☆☆☆☆
土地家屋調査士の高橋昇です。
本日よりお役に立ちメール本配信開始です。皆様、よろしくお願いいたします。メールの配信につきましては毎月1日と15日の月2回を予定しております。
尚、本配信前のテストと情報の蓄積を兼ねて配信していたお役に立ちメールにつきましては、ホームページの「お役立ち情報」→「お役に立ちメール」→「お役に立ちメールバックナンバー」より確認することが出来ます。
さて、暦は三月とはいえ、まだまだ寒い日が続いておりますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。私は一年ほど前から始めたぬか漬けがようやく最近、自分の思う味に近づいてきた事に小さな喜びを感じています。続けていれば何事もそれなりの進歩はするようです。
このお役に立ちメールも、そのような思いで続けていこうと思いますので、どうそよろしくお願いいたします。
このメールは私と名刺交換していただいた方、私のホームページからお役立ち情報をお申し込みいただいた方に、身近な事例として登記測量に役立つメッセージをお届けしております。
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◆登記・測量のQ&A 第0011号
「マンション購入者に敷地の所有権あるか」
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★★★★★「マンション購入者に敷地の所有権あるか」★★★★★
問い
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私は、ある分譲マンションを購入したのですが、権利証や登記事項証明書(登記簿謄本)に記載している敷地権(敷地権の種類・所有権)とは何のことなのでしょうか。
私は、マンションの敷地に対して所有権を持っているのでしょうか?
答え
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昭和59年の区分所有法(マンション法)の改正により、それまで別々に登記されていた土地、建物(専有部分)登記簿が一体となりました。
敷地権とは、その土地に持っている所有権や地上権等の権利のことを言います。ですから、あなたのマンションの権利(所有権)は、その建物(専有部分)だけでなく、マンションの敷地にも及んでいるのです。
また、敷地権は建物(専有部分)と一体として処分しなければならない扱いとなっています。
マンションの敷地以外の土地で、一体として利用される土地(例えばマンションまでの通路、庭、駐車場等)も規約により建物の敷地とみなされた場合は、これらの土地にも敷地権が及ぶことになります。
なぜそのような扱いをするかと言うと、マンションの所有者(区分所有者)は土地の所有権又は地上権等を共有しているわけですが、通常マンションの戸数は1棟でも50戸とか100戸は普通にありますし、同じ敷地に何棟も建設される場合もあります。
そのように多くの所有者の持分の登記や抵当権の登記等を、いちいち土地の登記簿に記載すると、非常に複雑でわかりにくい登記になってしまいます。
そこで、敷地権の登記の合理的なところは、土地の登記簿に1棟の建物全体の表示と敷地の権利について、敷地権という表示だけを記載することにより、区分所有者が持っている土地の権利はマンションの専有部分の登記簿を使うことで一緒にまかなおうとする画期的な手法なのです。
次回は「隣の家の土地との境界線を確定したい」についてです。
どのような内容なのか、楽しみにお待ち下さい。
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★登記豆知識[地目の定め方]★
塩田:海水を引き入れて塩を採取する土地をいう。
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ただし、法務局等の調査が必要な場合は、登記印紙などの実費は有料となります。(実費はおおむね5000円〜10000円程度です)
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ただし、高崎市を中心とした群馬県内に限定させていただきますので、よろしくお願いいたします。
【発行所】
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土地家屋調査士 高橋昇
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