お役立ち情報バックナンバー
2008/03/11(火)
「床面積に含まれない部分」
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
「床面積に含まれない部分」
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
問い
──────────────────────────────
登記簿に記載されている建物の床面積には、ベランダやバルコニー
は含まれないと聞きましたが、これ以外にも床面積に含まれない部分があるので
しょうか?
答え
──────────────────────────────
登記簿に記載されている建物の床面積には、周囲に壁のないベラン
ダやバルコニーは含まない事になっています。
これ以外でよくあるのが階段や出窓です。
階段や出窓は、条件によっては床面積に含まない場合があります。
■階段について
一般的な住宅の階段は二階の床面積に算入されますが、参考写真の
ような、吹き抜け部分に設置された、手すりが付いている階段は、
二階の床面積には算入されません。
参考写真:
http://www.to-ki.jp/morita/data/018-1.jpg
また、参考図1のような、建物の外側に設置された屋外の階段も二
階の床面積には参入されません。
参考図1:
■出窓について
出窓は、高さが1.5m以上のもので、その下部が床面と同一の高さに
あるものに限り、床面積に算入されます。
参考図2:
参考図2の(1)は、出窓の下部が床面と同一の高さにありません
ので、床面積には算入されませんが、(2)と(3)は算入されます。
以上、最も一般的な場合について紹介しましたが、実際には、建物
の構造は一律ではないため、床面積に含めるかどうかの判断は、困
難を伴うことがあります。
┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌┌
┌
┏━━━┓土地を識り、人と社会につくす地識人
┃\_/┃土地の境界測量・建物新築登記の専門家
┗━━━┛土地家屋調査士 守 田 靖 昭
〒813-0012
福岡市東区香椎駅東三丁目4番4号
TEL 092-405-8434
FAX 092-405-8435
http://www.to-ki.jp/morita/
「登記の守田」で検索
morita@to-ki.jp
┘
┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘┘
バックナンバーリスト
2005/08/11(木) 登記面積より少ない実測面積
2005/07/07(木) 公図の無番地は脱落地なのか
2005/06/15(水) 市街化調整区域に住宅を建てたい
2005/05/16(月) 分譲マンション土地の持分は
2005/04/23(土) 土地家屋調査士とは
2005/04/02(土) 土地を分割して相続させたい
2005/03/17(木) 幅員3メートルの市道、道路後退必要か
2005/03/03(木) 雑種地の意味教えて・宅地への変更可能か
2005/02/16(水) 休耕田の地目変更できるか
2005/02/01(火) ビニールハウスは登記できるか
2005/01/17(月) 傾斜地がある土地の境界線はどこか
2005/01/04(火) 土地の境界石は信頼できるか
2004/12/19(日) 通行地役権を設定したい
2004/12/01(水) 仮換地上の建物の登記
2004/11/16(火) 違法建築の建物登記は可能か
2004/11/02(火) 幅員4メートルない位置指定道路
2004/10/17(日) いつ建物として認定されるか
2004/10/04(月) 土地の境界はいつできたか
2004/09/15(水) 地番と住居表示の違いがわからない
2004/09/01(水) 買った土地の面積が少ない