お役立ち情報バックナンバー

2006/12/01(金)

登記・測量のQ&A NO.027「建物を新築した時」

■■■■登記の三坂 お役立ち情報「登記・測量のQ&A」■■■■

土地家屋調査士の三坂 友章(みさかともあき)です。

いつもご愛読いただきありがとうございます。

今年、インターネット界に広がった新しい風「ソーシャルネットワークサービス(社交的ネットワーク)」をご存知でしょうか?
代表的なもので、「ミクシー(mixi)」があり、兵庫県内には、地域型ソーシャルネットワークサービスとして「ひょこむ」があります。
いずれも、完全実名招待制、後見人制度などを保つため、入会するにはやや困難であるが、入会すると人脈ネットワークが広がっていく。
「ひょこむ」は今年10月約350名の会員でスタートし、2ヵ月後の
11月末時点で1100名と当初の約3倍となっている。
今後、地域活動支援型コミュニティサイトとして期待されている。
「ひょこむ」について、ご興味のある方はご連絡下さい。

このメールは私と名刺交換していただいた方、私のホームページからお役立ち情報をお申し込みいただいた方に、身近な事例として登記測量に役立つメッセージをお届けしております。
http://www.to-ki.jp/misaka/

配信の申込み・変更・解除はこちらです。
http://www.to-ki.jp/misaka/oyakudachi/


読者の皆様からの要望にお答えし「登記・測量のQ&A」をお届けしております。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
◆登記・測量のQ&A 第027号
「建物を新築した時」
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
前回は「家屋番号」についてお話ししました。
家屋番号は、建物の種類や建物の構造と同様に、建物を特定するための登記事項で、登記を見た人がその建物を正しく理解するための判断材料となること、登記所(登記官)が一個の建物ごとに付ける番号であることなどをお話ししました。

今回は「建物を新築した時」についてお話ししましょう。

問い
────────────────────────────────
今度家を新築しようと考えています。家を新築した際にはどのような登記をすればいいのでしょうか?

答え
────────────────────────────────
建物を新築した場合に必ずしなければならないのが「建物表題登記」です。

建物表題登記は、その建物の所有者が、建物の完成後1カ月以内に申請しなければなりません。
また、まだ登記されていない建物を購入した場合には、その所有権を取得した人が、所有権を取得した日から一カ月以内に申請しなければなりません。

この建物表題登記には申請義務があり、申請を怠ると罰則もあります。法律には、「申請をすべき義務がある者がその申請を怠ったときは、十万円以下の過料に処する」と規定されています(不動産登記法第百六十四条)。

建物表題登記がなされると、不動産登記簿の表題部に、建物の所在・地番・家屋番号・種類・構造・床面積などが記載されます。

申請義務があるのは建物表題登記だけですが、その建物の所有権を他人(第三者)に主張するためには所有権の保存登記をしなければなりません。
また、銀行から融資を受ける場合には抵当権設定登記をするのが一般的ですが、抵当権設定登記に先立ち保存登記をしておく必要があります。

所有権保存登記がなされると、不動産登記簿の権利部甲区に、その建物の所有者は誰で、いつ、どんな原因(売買、相続など)で所有権を取得したのかなどが記載されます。
抵当権設定登記は、不動産登記簿の権利部乙区に記載されます。

これらの登記申請業務を行うのは、土地家屋調査士と司法書士です。建物表題登記は土地家屋調査士が行い、所有権保存登記・抵当権設定登記は司法書士が担当します。

登記の順序としては、まず最初に建物表題登記を行わなければなりませんので、業務の流れは土地家屋調査士からはじまることになります。

以上、建物を新築した時について簡単にご紹介しました。詳細をお知りになりたい場合には、お近くの土地家屋調査士におたずねください。

今回はここまでです。
次回は「建物を増築・改築した時」について配信する予定です。

どのような内容なのか、楽しみにお待ち下さい。

────────────────────────────────

私達、土地家屋調査士は市民生活と密接に関係する土地・建物について、登記・測量の分野で深く関わっております。

ご質問、ご相談は、土地家屋調査士事務所をご活用下さい。

お電話又はホームページからご連絡いただきますと無料でご相談をお受けしております。ただし、法務局等の調査が必要な場合は、登記印紙などの実費は有料となります。(実費はおおむね5千円〜1万円程度です)
http://www.to-ki.jp/misaka/

ただし、宝塚市、伊丹市、川西市、尼崎市、西宮市、三田市、猪名川町、池田市に限定させていただきますのでよろしくお願いします。

【発行所】
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┏━━━┓土地を識り、人と社会につくす地識人
┃\_/┃〜境界測量・土地建物登記の専門家〜 
┗━━━┛三坂登記測量事務所
┃ _______________________
┃|
┃|〒665-0866 兵庫県宝塚市星の荘3番21号
┃|TEL:0797-85-8031 FAX:0797-85-6051
┃|土地家屋調査士 三坂 友章
┃|e-mail misaka@to-ki.jp
┃|
┃|☆あなたの街の登記測量相談センター<宝塚>
┃|http://www.to-ki.jp/misaka/

バックナンバーリスト

2007/05/15(火) 登記・測量のQ&A NO.038「堤防と民有地の境」
2007/05/01(火) 登記・測量のQ&A NO.037「海や川と陸地の境」
2007/04/15(日) 登記・測量のQ&A NO.036「傾斜地の筆界」
2007/04/01(日) 登記・測量のQ&A NO.035「筆界と所有権界」
2007/03/15(木) 登記・測量のQ&A NO.034「国有地の払い下げを受けたとき」
2007/03/01(木) 登記・測量のQ&A NO.033「建物の合体とは?」
2007/02/15(木) 登記・測量のQ&A NO.032「建物の区分とは?」
2007/02/01(木) 登記・測量のQ&A NO.031「建物の合併とは?」
2007/01/15(月) 登記・測量のQ&A NO.030「建物を分割する時」
2007/01/04(木) 登記・測量のQ&A NO.029「建物を取り壊した時」
2006/12/15(金) 登記・測量のQ&A NO.028「建物を増築・改築した時」
2006/12/01(金) 登記・測量のQ&A NO.027「建物を新築した時」
2006/11/15(水) 登記・測量のQ&A NO.026「家屋番号とは?」
2006/11/01(水) 登記・測量のQ&A NO.025「建物の構造とは?」
2006/10/15(日) 登記・測量のQ&A NO.024「建物の種類とは?」
2006/10/01(日) 登記・測量のQ&A NO.023「用途地域って何?」
2006/09/15(金) 登記・測量のQ&A NO.022「敷地権って何?」
2006/09/01(金) 登記・測量のQ&A NO.021「区分建物」
2006/08/15(火) 登記・測量のQ&A NO.020「主たる建物と附属建物」
2006/08/01(火) 登記・測量のQ&A NO.019「登記できない建物」

総数:496件 (全25頁)

前20件 |<< 8 9 10 11 12 13 14 >>| 次20件