お役立ち情報バックナンバー

2014/02/15(土)

登記・測量のQ&A NO.200「主たる建物と附属建物」

■■■■登記の三坂 お役立ち情報「登記・測量のQ&A」■■■■

土地家屋調査士の三坂 友章(みさかともあき)です。

いつもご愛読いただきありがとうございます。

ソチ冬季五輪で、羽生結弦選手が、フィギュア男子では史上初、ソチ五輪では日本勢第1号となる金メダルを獲得しました。
町田樹選手、高橋大輔選手もそれぞれ4位、5位と入賞を果たしました。
五輪後半も日本選手の活躍にしたいと思います。

このメールは私と名刺交換していただいた方、私のホームページからお役立ち情報をお申し込みいただいた方に、身近な事例として登記測量に役立つメッセージをお届けしております。
http://www.to-ki.jp/misaka/

配信の申込み・変更・解除はこちらです。
http://www.to-ki.jp/misaka/oyakudachi/


読者の皆様からの要望にお答えし「登記・測量のQ&A」をお届けしております。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
◆登記・測量のQ&A 第200号
「主たる建物と附属建物」
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
前回は、「登記できない建物」について概要をお話しました。
今回は、「主たる建物と附属建物」について概要をお話しします。

問い
------------------------------------------------------------------
私の家の登記簿を見ると、主:居宅、符号1:物置、となっているのですが、これはどのような意味なのでしょうか?


答え
────────────────────────────────
「主」と「符号1」は「主たる建物」と「附属建物」の関係を表しています。

建物は、一個の建物毎に登記する事になっているのですが、同じ所有者の複数の建物が利用上一体となっている場合には、それらをまとめて一個の建物として取り扱うことができます。

実際には数棟ある建物を一個の建物として扱うわけですから、複数ある実際の建物を区別するために、主たる建物と、附属建物といった形で分類しているわけです。

参考図1:
 

ここで重要なのが「利用上一体となっている」という事です。

参考図1の例では、物置は居宅の利用を補う関係にあることが明らかですので、居宅を主たる建物、物置を附属建物として、全体を一個の建物として取り扱うことができるのです。

しかし、それぞれの建物の所有者が違ったり、建物としての要件を満たしていない場合には、利用上一体の関係にあっても、主たる建物と附属建物として登記することはできません。

また、同一の所有者の建物であっても、それぞれの建物が独立して利用されているような場合には、主たる建物と附属建物として登記することはできません。

参考図2:
 


以上、主たる建物と附属建物について簡単にご紹介しましたが、実際には、主たる建物と附属建物として登記できるかどうかの判断は、非常に難しい場合があります。詳しくお知りになりたい場合は、お近くの土地家屋調査士にご相談ください。

今回はここまでです。
次回は「区分建物」について配信する予定です。

どのような内容なのか、楽しみにお待ち下さい。

────────────────────────────────

私達、土地家屋調査士は市民生活と密接に関係する土地・建物について、登記・測量の分野で深く関わっております。

ご質問、ご相談は、土地家屋調査士事務所をご活用下さい。

お電話又はホームページからご連絡いただきますと無料でご相談をお受けしております。ただし、法務局等の調査が必要な場合は、登記印紙などの実費は有料となります。(実費はおおむね5千円〜1万円程度です)
http://www.to-ki.jp/misaka/

ただし、宝塚市、西宮市、尼崎市、芦屋市、神戸市、伊丹市、川西市、三田市、猪名川町に限定させていただきますのでよろしくお願いします。

【発行所】
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┏━━━┓土地を識り、人と社会につくす地識人
┃\_/┃〜境界測量・土地建物登記の専門家〜 
┗━━━┛三坂登記測量事務所
┃ _______________________
┃|
┃|〒665-0866 兵庫県宝塚市星の荘3番21号
┃|TEL:0797-85-8031 FAX:0797-85-6051
┃|土地家屋調査士 三坂 友章
┃|e-mail misaka@to-ki.jp
┃|
┃|☆あなたの街の登記測量相談センター<宝塚・西宮>
┃|http://www.to-ki.jp/misaka/

バックナンバーリスト

2005/09/16(金) 新不動産登記法Q&A 第008号 「本人確認情報って、具体的にはどんな時に使うの?」 その2
2005/09/01(木) 新不動産登記法Q&A 第007号 「本人確認情報って、具体的にはどんな時に使うの?」
2005/08/15(月) 新不動産登記法Q&A 第006号 「改正前後で書面による申請に違いはあるのか」
2005/08/01(月) 新不動産登記法Q&A 第005号 「書面による申請はどうなるのか」
2005/07/15(金) 新不動産登記法Q&A 第004号 「オンライン登記申請の具体的方法とは」
2005/07/01(金) 新不動産登記法Q&A 第003号 「権利証の廃止について」
2005/06/15(水) 新不動産登記法Q&A 第002号 「オンライン登記所の指定とは」
2005/06/01(水) 新不動産登記法Q&A 第001号 「改正の背景と概要について」
2005/05/15(日) 土地建物の悩み相談Q&A 第032号 「河川保全区域内の土地分譲手続き」
2005/05/01(日) 土地建物の悩み相談Q&A 第031号 「プレハブ建物を登記したい」
2005/04/15(金) 土地建物の悩み相談Q&A 第030号 「境界標の種類について」
2005/04/01(金) 土地建物の悩み相談Q&A 第029号 「縄延び、縄縮みはなぜ起こるのか」
2005/03/15(火) 土地建物の悩み相談Q&A 第028号 「登記面積より少ない実測面積」
2005/03/01(火) 土地建物の悩み相談Q&A 第027号 「公図の無番地は脱落地なのか」
2005/02/15(火) 土地建物の悩み相談Q&A 第026号 「市街化調整区域に住宅を建てたい」
2005/02/01(火) 土地建物の悩み相談Q&A 第025号 「分譲マンション土地の持分は」
2005/01/15(土) 土地建物の悩み相談Q&A 第024号 「土地家屋調査士とは」
2005/01/03(月) 土地建物の悩み相談Q&A 第023号 「位置指定道路について知りたい」
2004/12/15(水) 土地建物の悩み相談Q&A 第022号 「土地を分割して相続させたい」
2004/12/01(水) 土地建物の悩み相談Q&A 第021号 「幅員3メートルの市道、道路後退必要か」

総数:500件 (全25頁)

前20件 |<< 10 11 12 13 14 15 16 >>| 次20件