お役立ち情報バックナンバー

2005/02/01(火)

土地建物の悩み相談Q&A 第025号 「分譲マンション土地の持分は」

■■■■■登記の三坂「土地建物の悩み相談Q&A」■■■■■

土地家屋調査士の三坂 友章(みさかともあき)です。

いつもご愛読いただきありがとうございます。

大寒が過ぎ、一時的に暖かい日が続きましたが、また、寒波が流れ込んできました。奈良東大寺の二月堂のお水取りが終わるまでは、まだまだ厳しい寒さが続きそうです。

このメールは私と名刺交換していただいた方、私のホームページからお役立ち情報をお申し込みいただいた方に、身近な事例として登記測量に役立つメッセージをお届けしております。
http://to-ki.jp/misaka/

配信の申込み・変更・解除はこちらです。
http://to-ki.jp/misaka/info.html


★★★★★2月[第1回目]の悩み相談宅急便★★★★★2005年2月1日

★★★★★「分譲マンション土地の持分は」★★★★★

第25回・土地建物悩み相談Q&A

問い
------------------------------------------------------------------
分譲マンションの土地の持分がよく分からないのですが、どのように決められているのですか?

答え
------------------------------------------------------------------
各分譲マンションの土地の持分は、敷地権と呼ばれています。

敷地権とは専有部分(分譲される各戸)に対する敷地の権利のことで、専有部分と一体として売買されるようになっています。

一体にする理由は、専有部分と敷地の権利を切り離せないこととすれば土地登記簿の権利の表示が単純になり、敷地の持分は専有部分の登記簿を見るだけで済むという画期的な効果があるからです。

この敷地権の割合は、○○分の○○といった具合に各専有部分の登記簿に記載されており、原則として専有部分の床面積の割合とされています。

つまり、分譲マンションの全ての専有部分の合計床面積を分母とし、各専有部分を分子とした割合です。

しかし、規約によってこの床面積の割合以外の割合で決めることも可能です。

例えば、厳密に床面積の割合によると端数が出るので、その端数を整理した割合で決める場合、床面積と関係なく価格割合による場合などいろいろなケースが考えられます。

この敷地権の扱いは、大規模な分譲マンションだけでなく、2世帯住宅のような小規模な区分建物でも全く同じ扱いで処理することができます。

次回は「市街化調整区域に住宅を建てたい」についてです。

どのような内容なのか、楽しみにお待ち下さい。

------------------------------------------------------------------
★登記豆知識[地目の定め方]★
雑種地:「雑種地」とは、田、畑、宅地、塩田、鉱泉地、池沼、山林、牧場、原野、墓地、境内地、運河用地、水道用地、用悪水路、ため池、堤、井溝、保安林、公衆用道路、公園、鉄道用地、学校用地、以上22の地目のどれにもあてはまらない土地をいい、「駐車場」や「資材置き場」等が該当します。
------------------------------------------------------------------

私達、土地家屋調査士は市民生活と密接に関係する土地・建物について、登記・測量の分野で深く関わっております。

今回のようなご質問は土地の境界に最も詳しい専門家、土地家屋調査士をご活用下さい。

お電話又はホームページからご連絡いただきますと無料でご相談をお受けしております。ただし、法務局等での調査が必要な場合は、登記印紙などの実費は有料となります。(実費はおおむね5千円〜1万円程度です)
http://to-ki.jp/misaka/

ただし、宝塚市、伊丹市、川西市、尼崎市、西宮市、三田市、猪名川町に限定させていただきますのでよろしくお願いします。

【発行所】
三坂登記測量事務所<宝塚>
土地家屋調査士 三坂 友章
http://to-ki.jp/misaka/

【事務所】
〒665-0861
兵庫県宝塚市中山寺1丁目11番13号プラスパカトウビル3階
TEL:0797-85-8031 FAX:0797-85-8032

【発行責任者】 三坂 友章
ご意見・ご感想お待ちしております:misaka@to-ki.jp

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

バックナンバーリスト

2012/05/15(火) 登記・測量のQ&A NO.158「保留地とは」
2012/05/01(火) 登記・測量のQ&A NO.157「仮換地とは」
2012/04/15(日) 登記・測量のQ&A NO.156「換地とは」
2012/04/01(日) 登記・測量のQ&A NO.155「土地区画整理事業とは」
2012/03/15(木) 登記・測量のQ&A NO.154「市街化調整区域とは」
2012/03/01(木) 登記・測量のQ&A NO.153「市街化区域とは」
2012/02/15(水) 登記・測量のQ&A NO.152「都市計画区域とは」
2012/02/01(水) 登記・測量のQ&A NO.151「地籍調査とは」
2012/01/15(日) 登記・測量のQ&A NO.150「国土調査とは」
2012/01/01(日) 登記・測量のQ&A NO.149「住居表示とは」
2011/12/15(木) 登記・測量のQ&A NO.148「用途地域とは」
2011/12/01(木) 登記・測量のQ&A NO.147「敷地権とは」
2011/11/15(火) 登記・測量のQ&A NO.146「区分建物とは」
2011/11/01(火) 登記・測量のQ&A NO.145「境界問題相談センターと裁判所の解決の違いとは」
2011/10/15(土) 登記・測量のQ&A NO.144「ADR境界問題相談センターとは」
2011/10/01(土) 登記・測量のQ&A NO.143「認定土地家屋調査士とは」
2011/09/15(木) 登記・測量のQ&A NO.142「土地家屋調査士とは」
2011/09/01(木) 登記・測量のQ&A NO.141「位置指定道路とは」
2011/08/15(月) 登記・測量のQ&A NO.140「幅員3メートルの市道、道路後退必要か」
2011/08/01(月) 登記・測量のQ&A NO.139「雑種地とは・宅地への変更可能か」

総数:496件 (全25頁)

前20件 |<< 2 3 4 5 6 7 8 >>| 次20件