- お役立ち情報
- お役立ち情報バックナンバー
お役立ち情報バックナンバー
2011/06/01(水)
登記・測量のQ&A NO.135「二世帯住宅の建物登記」
■■■■登記の三坂 お役立ち情報「登記・測量のQ&A」■■■■
土地家屋調査士の三坂 友章(みさかともあき)です。
いつもご愛読いただきありがとうございます。
土地家屋調査士制度をPRするアニメーションができました。
私も見ましたが、土地家屋調査士の業務の案内などをわかりやすく説明したものになっていました。
http://www.chosashi.or.jp/res/
このメールは私と名刺交換していただいた方、私のホームページからお役立ち情報をお申し込みいただいた方に、身近な事例として登記測量に役立つメッセージをお届けしております。
http://www.to-ki.jp/misaka/
配信の申込み・変更・解除はこちらです。
http://www.to-ki.jp/misaka/oyakudachi/
読者の皆様からの要望にお答えし「登記・測量のQ&A」をお届けしております。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
◆登記・測量のQ&A 第135号
「二世帯住宅の建物登記」について
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
前回は、道路向かいの土地所有者に対して境界立会に協力する必要性について概要をお話しました。
問い
------------------------------------------------------------------
私は親と一緒に暮らすため、父名義の建物(既に登記されている)に増築しようと考えています。
食事、風呂等、生活はすべて別々にできる二世帯住宅にして、増築部分は完全に遮断しないようにドアで間仕切りをする予定です。
増築部分の建築資金は、すべて私が出資しますが、建物の登記はどのようにすればいいのでしょうか?
答え
------------------------------------------------------------------
1つの方法は、全体を一個の建物として、普通の増築登記として父と子の共有名義の建物にすることができます。
このためには、既存部分と増築部分との価格割合を出して父と子の持分を割り振るための共有持分を登記します。持分の登記は司法書士に依頼して処理する必要があります。
もう1つの方法ですが、ご質問の内容から構造上と利用上の両面から、従来の建物と増築する建物は、独立している状態でもありますので、この場合、別々の建物として登記することが出来ます。
このような建物のことを、区分建物と言います。
この登記をすると、外見上1個の建物でも、独立した2個の建物として扱われることになります。
このことにより担保権を設定するときは、増築した部分だけに設定することができます。
この登記は主にマンションを登記する際に用いられますが、小規模な建物でも、区分建物の要件を満たすことができれば可能になります。
参考までに、区分建物の要件を列記します。
1、1棟の建物であること。
2、隔壁(シャッター、ドアを含む)や階層(天井、床など)によって遮断され、構造上と利用上の独立性があること。
3、区分建物として独立した用途性があり直接外への出入りが可能なこと。
(廊下や階段室など共用部分を利用することも含む)
もっと詳しくお知りになりたい場合は、お近くの土地家屋調査士におたずね下さい。
次回は「傾斜地がある土地の境界線はどこか」についてです。
どのような内容なのか、楽しみにお待ち下さい。
────────────────────────────────
私達、土地家屋調査士は市民生活と密接に関係する土地・建物について、登記・測量の分野で深く関わっております。
ご質問、ご相談は、土地家屋調査士事務所をご活用下さい。
お電話又はホームページからご連絡いただきますと無料でご相談をお受けしております。ただし、法務局等の調査が必要な場合は、登記印紙などの実費は有料となります。(実費はおおむね5千円〜1万円程度です)
http://www.to-ki.jp/misaka/
ただし、宝塚市、伊丹市、川西市、尼崎市、西宮市、三田市、猪名川町、池田市に限定させていただきますのでよろしくお願いします。
【発行所】
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃
┏━━━┓土地を識り、人と社会につくす地識人
┃\_/┃〜境界測量・土地建物登記の専門家〜
┗━━━┛三坂登記測量事務所
┃ _______________________
┃|
┃|〒665-0866 兵庫県宝塚市星の荘3番21号
┃|TEL:0797-85-8031 FAX:0797-85-6051
┃|土地家屋調査士 三坂 友章
┃|e-mail misaka@to-ki.jp
┃|
┃|☆あなたの街の登記測量相談センター<宝塚>
┃|http://www.to-ki.jp/misaka/
バックナンバーリスト
2004/11/15(月) 土地建物の悩み相談Q&A 第020号 「雑種地の意味教えて・宅地への変更可能か」
2004/11/01(月) 土地建物の悩み相談Q&A 第019号 「休耕田の地目変更できるか」
2004/10/14(木) 土地建物の悩み相談Q&A 第018号 「ビニールハウスは登記できるか」
2004/10/01(金) 土地建物の悩み相談Q&A 第017号 「傾斜地がある土地の境界線はどこか」
2004/09/15(水) 土地建物の悩み相談Q&A 第016号 「土地の境界石は信頼できるか」
2004/09/01(水) 土地建物の悩み相談Q&A 第015号 「通行地役権を設定したい」
2004/08/14(土) 土地建物の悩み相談Q&A 第014号 「仮換地上の建物の登記」
2004/07/31(土) 土地建物の悩み相談Q&A 第013号 「違法建築の建物登記は可能か」
2004/07/15(木) 土地建物の悩み相談Q&A 第012号 「幅員4メートルない位置指定道路」
2004/07/01(木) 土地建物の悩み相談Q&A 第011号 「いつ建物として認定されるか」
2004/06/15(火) 土地建物の悩み相談Q&A 第010号 「確定測量図の押印なぜ必要」
2004/06/01(火) 土地建物の悩み相談Q&A 第009号 「土地の境界はいつできたか」
2004/05/15(土) 土地建物の悩み相談Q&A 第008号 「地番と住居表示の違いがわからない」
2004/05/01(土) 土地建物の悩み相談Q&A 第007号 「買った土地の面積が少ない」
2004/04/15(木) 土地建物の悩み相談Q&A 第006号 「隣の家の土地との境界線を確定したい」
2004/04/02(金) 土地建物の悩み相談Q&A 第005号 「マンション購入者に敷地の所有権あるか」
2004/03/14(日) 土地建物の悩み相談Q&A 第004号 「分譲マンションの敷地とはどこまでか」
2004/02/28(土) 土地建物の悩み相談Q&A 第003号 「相続した土地の場所が不明」
2004/02/14(土) 土地建物の悩み相談Q&A 第002号 「話し合いによる区画変更は可能か」
2004/02/01(日) 土地建物の悩み相談Q&A 第001号 「土地を購入したら滅失忘れ建物」