お役立ち情報バックナンバー

2008/11/01(土)

登記・測量のQ&A NO.073「司法書士とは」

■■■■登記の三坂 お役立ち情報「登記・測量のQ&A」■■■■

土地家屋調査士の三坂 友章(みさかともあき)です。

いつもご愛読いただきありがとうございます。

今月9日、23日と神戸市の須磨浦公園から宝塚市の湯本台広場まで、約五十六キロの登山コースを十時間以上かけて歩く「六甲全山縦走大会」が開催されます。
今年も、ゴール地点である宝塚で、全コースを走破した参加者に「足湯」で疲れを癒やしてもらおうと、市民の会で頑張っています。
http://www.hot-takarazuka.com/

このメールは私と名刺交換していただいた方、私のホームページからお役立ち情報をお申し込みいただいた方に、身近な事例として登記測量に役立つメッセージをお届けしております。
http://www.to-ki.jp/misaka/

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読者の皆様からの要望にお答えし「登記・測量のQ&A」をお届けしております。

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◆登記・測量のQ&A 第073号
「司法書士とは」
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前回は「測量士」についてお話ししました。
測量士は国家資格を持った測量の専門家ですが、登記手続を前提とした測量は土地境界の専門家である土地家屋調査士が行うことになっている事などをご紹介しました。

今回は「司法書士」についてお話ししましょう。


問い
────────────────────────────────
不動産の登記には司法書士も関わっているようですが、土地家屋調査士とはどのような違いがあるのでしょうか?


答え
────────────────────────────────
土地家屋調査士と司法書士、どちらも不動産の登記に関わる職業ですね。

不動産の登記は「表題部」と「権利部」に分かれていてます。さらに権利部は「甲区」と「乙区」に分かれていて、それぞれの部分には次のような情報が記載されます。

(1)表題部
 土地や建物がどこにどれぐらいあるのかが記載されています。
 土地:所在・地番・地目(土地の現況)・地積(土地の面積)など
 建物:所在・地番・家屋番号・種類・構造・床面積など

(2)権利部(甲区)
 所有者に関する事項が記載されています。
 その不動産の所有者は誰で、いつ、どんな原因(売買、相続など)で
 所有権を取得したかがわかります。
 所有権移転登記、所有権に関する仮登記、差押え、仮処分など

(3)権利部(乙区)
 所有権以外の権利に関する事項が記載されています。
 抵当権設定、地上権設定、地役権設定など

上記の内、(1)は土地家屋調査士が担当し、(2)(3)は司法書士が担当します。

つまり、土地家屋調査士は、土地や建物の現在の状況がどうなっているのかを特定する登記(表示に関する登記)を担当するのに対し、司法書士は、その土地や建物が売買や相続、贈与する場合などの権利関係の登記を担当するというわけです。


以上、土地家屋調査士と司法書士の違いについて簡単にご紹介しましたが、
もっと詳しくお知りになりたい場合には、お近くの土地家屋調査士に
おたずねください。


今回はここまでです。
次回は、「行政書士とは」について配信する予定です。

どのような内容なのか、楽しみにお待ち下さい。

────────────────────────────────

私達、土地家屋調査士は市民生活と密接に関係する土地・建物について、登記・測量の分野で深く関わっております。

ご質問、ご相談は、土地家屋調査士事務所をご活用下さい。

お電話又はホームページからご連絡いただきますと無料でご相談をお受けしております。ただし、法務局等の調査が必要な場合は、登記印紙などの実費は有料となります。(実費はおおむね5千円〜1万円程度です)
http://www.to-ki.jp/misaka/

ただし、宝塚市、伊丹市、川西市、尼崎市、西宮市、三田市、猪名川町、池田市に限定させていただきますのでよろしくお願いします。

【発行所】
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┏━━━┓土地を識り、人と社会につくす地識人
┃\_/┃〜境界測量・土地建物登記の専門家〜 
┗━━━┛三坂登記測量事務所
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┃|土地家屋調査士 三坂 友章
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