お役立ち情報バックナンバー
2014/07/04(金)
登記・測量のQ&A NO.152「都市計画区域とは」
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こんにちは。
事務を担当しています M です。
夫と娘2人の4人家族。身近な日々の出来事をお届けしています。
今週の火曜日、最高気温が33度まで上がった真夏並みの暑さの中、年1回の田んぼの草取り作業に参加しました。
私たちの農作業のグループは、田んぼと畑とそれぞれ担当が分かれており、年に一度、畑担当の人も田んぼに入って草ぬき作業を手伝うのです。
普通の長靴では泥で足がとられ、脱げそうになったり転びそうになったりなかなか作業がはかどらないため、今回は田んぼ作業専用の長靴を購入しました。
無農薬の米作りのため、手作業での草ぬきは本当に大変です。
田んぼ担当の人達の日々の苦労が身に沁みました。
作業の後は、料理上手な畑仲間が作ってきてくれた赤飯のおにぎりに、自家製お漬物、梅ジュースにすいか等々を、日陰でみんなでいただいたのですが、こういう作業の後ですから格別に美味しく感じられました。
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■■■■登記の都築 お役立ち情報「登記・測量のQ&A」■■■■
土地家屋調査士の都築 功です。
いつもご愛読いただきありがとうございます。
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◆登記・測量のQ&A 第152号
「都市計画区域とは」
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前回は、「地籍調査」について概要をお話しました。
問い
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「都市計画区域」とはどんなものなのでしょうか?
答え
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都市計画区域を説明する前に、まず「都市計画」について説明します。
都市計画(としけいかく)とは、都市の健全な発展と秩序ある整備を図るための土地利用、都市施設の整備及び市街地開発事業に関する計画のことで、法律(都市計画法)に基づいて定められます。
都市計画は、健康で文化的な都市生活及び機能的な都市活動を確保するために、適正な制限のもとに土地の合理的な利用を図るよう定めるものとされています(都市計画法第2条)。
都市計画区域(としけいかくくいき)は、都市計画を実施する区域で、法律に基づき、都道府県が指定します。
都市計画区域として指定される要件としては、次の2つのケースがあります。
(1)市又は一定の要件に該当する町村の中心の市街地を含み、かつ、自然的条件や社会的条件、人口や土地利用といった条件を考え合わせ、一体の都市として総合的に整備・開発し、保全する必要がある区域(都市計画法第5条第1項)
(2)新たに住居都市、工業都市その他の都市として開発し、保全する必要がある区域(都市計画法第5条第2項)
(1)は既に一定規模の市街地が形成されている地域を含めて一体として整備・開発し、保全する場合。(2)は新規に都市を開発する場合です。
都市計画区域が指定されると、整備・開発・保全の方針が定められ、それに即した整備事業や地開発事業が実施されることになります。
また、無秩序な市街化を防止し、計画的な市街化を図るため必要があるときは、区域区分(市街化区域と市街化調整区域との区分)が定められます。
以上、「都市計画区域」についての簡単な説明でした。もっと詳しくお知りになりたい場合には、お近くの土地家屋調査士におたずねください。
今回はここまでです。
次回は「市街化区域とは」を配信する予定です。
どのような内容なのか、楽しみにお待ち下さい。
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私達、土地家屋調査士は市民生活と密接に関係する土地・建物について、登記・測量の分野で深く関わっております。
ご質問、ご相談は、土地家屋調査士事務所をご活用下さい。
【発行所】
愛知県長久手市岩作向田22-2
都築測量登記事務所
土地家屋調査士 都築 功
TEL O561-64-2577 FAX 0561-64-2578
E-mail tsuduki@to-ki.jp
URL http://www.to-ki.jp/tsuduki/
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