お役立ち情報バックナンバー

2014/06/15(日)

登記・測量のQ&A NO.208「建物を取り壊した時」

■■■■登記の三坂 お役立ち情報「登記・測量のQ&A」■■■■

土地家屋調査士の三坂 友章(みさかともあき)です。

いつもご愛読いただきありがとうございます。

サッカー・ワールドカップブラジル大会が始まりましたね。
今日は、日本代表が、コートジボワール代表との初戦に臨みましたが、残念ながら1−2で敗れました。
次の試合に期待しましょう!

このメールは私と名刺交換していただいた方、私のホームページからお役立ち情報をお申し込みいただいた方に、身近な事例として登記測量に役立つメッセージをお届けしております。
http://www.to-ki.jp/misaka/

配信の申込み・変更・解除はこちらです。
http://www.to-ki.jp/misaka/oyakudachi/


読者の皆様からの要望にお答えし「登記・測量のQ&A」をお届けしております。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
◆登記・測量のQ&A 第208号
「建物を取り壊した時」
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
前回は、「建物を増築・改築した時」について概要をお話しました。
今回は、「建物を取り壊した時」について概要をお話しします。

問い
------------------------------------------------------------------
建物を取り壊した際にはどのような登記が必要になるのでしょうか?

答え
────────────────────────────────
法律(不動産登記法)では、登記されている建物を完全に取り壊したり焼失した場合には、その所有者は、取り壊した日(焼失した日)から一月以内に、建物の滅失の登記を申請しなければならないことになっています。

取り壊した(焼失した)建物が附属建物だったり、建物の一部だった場合には、滅失の登記ではなく、表題部の変更の登記が必要になります。

建物の滅失の登記は、表題部の登記事項が下線を引く手続きで抹消し、原因欄に年月日取壊し、又は焼失のように記載し登記簿を閉鎖します。

閉鎖される登記簿の権利部(甲区・乙区)につきましては、甲区及び乙区欄の内容はそのまま何も付け加えることはしません。

権利の元となっている建物が物理的に存在しなくなったため、抵当権など第三者の権利があったとしてもそのまま閉鎖の手続きがなされるわけです。

但し抵当権などの債務が残っている建物を取り壊す場合は、事前にその権利者の承諾をもらっておくことが後々のトラブルを防ぐことになります。

また、建物が無くなったのに滅失の登記をしないままでいると、固定資産税の納付書が送付されてくる可能性もありますので、早めに滅失の登記を申請することをお勧めします。

建物の滅失の登記はそれほど難しくありませんので、ご自分で申請されてもよろしいかと思います。

以上、登記されている建物を取り壊したり焼失した場合に必要な登記について簡単にご紹介しました。詳しくは、お近くの土地家屋調査士におたずねください。

今回はここまでです。
次回は「建物を分割した時」について配信する予定です。

どのような内容なのか、楽しみにお待ち下さい。

────────────────────────────────

私達、土地家屋調査士は市民生活と密接に関係する土地・建物について、登記・測量の分野で深く関わっております。

ご質問、ご相談は、土地家屋調査士事務所をご活用下さい。

お電話又はホームページからご連絡いただきますと無料でご相談をお受けしております。ただし、法務局等の調査が必要な場合は、登記印紙などの実費は有料となります。(実費はおおむね5千円〜1万円程度です)
http://www.to-ki.jp/misaka/

ただし、宝塚市、西宮市、尼崎市、芦屋市、神戸市、伊丹市、川西市、三田市、猪名川町に限定させていただきますのでよろしくお願いします。

【発行所】
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┏━━━┓土地を識り、人と社会につくす地識人
┃\_/┃〜境界測量・土地建物登記の専門家〜 
┗━━━┛三坂登記測量事務所
┃ _______________________
┃|
┃|〒665-0866 兵庫県宝塚市星の荘3番21号
┃|TEL:0797-85-8031 FAX:0797-85-6051
┃|土地家屋調査士 三坂 友章
┃|e-mail misaka@to-ki.jp
┃|
┃|☆あなたの街の登記測量相談センター<宝塚・西宮>
┃|http://www.to-ki.jp/misaka/

バックナンバーリスト

2006/07/15(土) 登記・測量のQ&A NO.018「床面積に含まれない部分」
2006/07/01(土) 登記・測量のQ&A NO.017「建物の床面積はどうやって測るの?」
2006/06/15(木) 登記・測量のQ&A NO.016「土地の面積はどうやって測るの?」
2006/06/01(木) 登記・測量のQ&A NO.015「地役権って何?」
2006/05/15(月) 登記・測量のQ&A NO.014「住居表示って何?」
2006/05/01(月) 登記・測量のQ&A NO.013「位置指定道路って何?」
2006/04/15(土) 登記・測量のQ&A NO.012「法定外公共物って何?」
2006/04/01(土) 登記・測量のQ&A NO.011「境界標って何?」
2006/03/15(水) 登記・測量のQ&A NO.010「確定図って何?」
2006/03/01(水) 登記・測量のQ&A NO.009「分筆登記って何?」
2006/02/15(水) 登記・測量のQ&A NO.008「筆界未定地って何?」
2006/02/01(水) 登記・測量のQ&A NO.007「地積測量図と建物図面」
2006/01/15(日) 登記・測量のQ&A NO.006「公図と地図」
2006/01/03(火) 登記・測量のQ&A NO.005「地積と地籍」
2005/12/15(木) 登記・測量のQ&A NO.004「地目って何?」
2005/12/01(木) 登記・測量のQ&A NO.003「筆界って何?」
2005/11/15(火) 登記・測量のQ&A NO.002「登記簿には何が書いてあるの?」
2005/11/01(火) 登記・測量のQ&A NO.001「表題登記って何?」
2005/10/15(土) 新不動産登記法Q&A 第010号 「土地の分筆登記が難しくなったって聞きましたが本当ですか?」
2005/10/01(土) 新不動産登記法Q&A 第009号 「法務局の地図が間違っていた時は、どうやって訂正すればいいの?」

総数:496件 (全25頁)

前20件 |<< 9 10 11 12 13 14 15 >>| 次20件