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2010/04/01(木)
登記・測量のQ&A NO.107「論点整理とは」
■■■■登記の三坂 お役立ち情報「登記・測量のQ&A」■■■■
土地家屋調査士の三坂 友章(みさかともあき)です。
いつもご愛読いただきありがとうございます。
今日から多くの自治体で「固定資産税の縦覧」が行われます。
「固定資産税の縦覧」制度は、固定資産税の納税者が自己の土地・家屋の評価額と他の評価額を比較し、評価額が適正であることを確認するための制度です。
一度縦覧してみてはいかがでしょうか?
このメールは私と名刺交換していただいた方、私のホームページからお役立ち情報をお申し込みいただいた方に、身近な事例として登記測量に役立つメッセージをお届けしております。
http://www.to-ki.jp/misaka/
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読者の皆様からの要望にお答えし「登記・測量のQ&A」をお届けしております。
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◆登記・測量のQ&A 第107号
「論点整理とは」
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前回は「現況把握調査」について概要をお話ししました。
現況把握調査は、事前準備調査の中核となるもので、対象土地とその周辺の土地の現況及び筆界特定に参考となる情報の収集と把握を行うものです。
「基礎資料・調査素図」を参考にしながら現況測量を実施し、現地での立会、公共座標のデータ等、現地でできるだけ多く情報収集します。
というようなことをご紹介しました。
問い
────────────────────────────────
筆界特定による「論点整理」について教えて下さい。
答え
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事前準備調査によって得られた収集資料、現況把握調査の結果、申請人・関係人からの聴取内容を整理し、筆界に関する論点(争点)を整理します。
現況把握調査の結果、作成した測量図その他の現況を示す図面に申請人等が主張する筆界の位置を適宜の方法で表示し、図面に集約し、視覚的にも争点を明確にする作業が必要になります。
論点整理は、申請人等の主張を整理し図面に表示することにより、その後の特定調査での測量箇所、測量方法、測量費用の概算額の算出など、調査の方向性を決定づけるものです。
実務上は事前準備調査と同時並行で進められることもあります。
<論点整理の内容>
1、事前準備調査によって得られた収集資料や現況把握調査の結果を1つの図面に集約して表す。
2、対象筆界についての従前の経緯について時系列表にまとめる。
3、申請人・関係人から聴取した内容を整理し1の図面や2の表と関連づけて表示する。
4、特定調査において測量すべき箇所、測量方法を決定し測量費用の概算額を算出する。
(参考資料:「筆界特定完全実務ハンドブック」弁護士鈴木仁史著日本法令)
もっと詳しくお知りになりたい場合には、お近くの土地家屋調査士におたずねください。
今回はここまでです。
次回は、「特定調査とは」について配信する予定です。
どのような内容なのか、楽しみにお待ち下さい。
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私達、土地家屋調査士は市民生活と密接に関係する土地・建物について、登記・測量の分野で深く関わっております。
ご質問、ご相談は、土地家屋調査士事務所をご活用下さい。
お電話又はホームページからご連絡いただきますと無料でご相談をお受けしております。ただし、法務局等の調査が必要な場合は、登記印紙などの実費は有料となります。(実費はおおむね5千円〜1万円程度です)
http://www.to-ki.jp/misaka/
ただし、宝塚市、伊丹市、川西市、尼崎市、西宮市、三田市、猪名川町、池田市に限定させていただきますのでよろしくお願いします。
【発行所】
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┏━━━┓土地を識り、人と社会につくす地識人
┃\_/┃〜境界測量・土地建物登記の専門家〜
┗━━━┛三坂登記測量事務所
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┃|〒665-0866 兵庫県宝塚市星の荘3番21号
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┃|土地家屋調査士 三坂 友章
┃|e-mail misaka@to-ki.jp
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