お役立ち情報バックナンバー

2008/04/15(火)

登記・測量のQ&A NO.060「原野とは」

■■■■登記の三坂 お役立ち情報「登記・測量のQ&A」■■■■

土地家屋調査士の三坂 友章(みさかともあき)です。

メタボ健診がスタートしました。
男性は2人に1人、女性は5人に1人がメタボ予備軍だといわれているようです。
私も気をつけたいと思います。

このメールは私と名刺交換していただいた方、私のホームページからお役立ち情報をお申し込みいただいた方に、身近な事例として登記測量に役立つメッセージをお届けしております。
http://www.to-ki.jp/misaka/

配信の申込み・変更・解除はこちらです。
http://www.to-ki.jp/misaka/oyakudachi/


読者の皆様からの要望にお答えし「登記・測量のQ&A」をお届けしております。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
◆登記・測量のQ&A 第060号
「原野とは」
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
前回は地目の「牧場」についてお話ししました。
牛や馬、羊や山羊などの家畜の放牧場をはじめ、牧畜のために使用する建物の敷地や、牧草栽培地、日陰用の林のある土地など全て「牧場」として取り扱うことなどをご紹介しました。

今回は「原野」についてお話ししましょう。


問い
────────────────────────────────
土地の登記記録に記載される地目についておたずねします。
「原野」とはどのような土地を指すのでしょうか?


答え
────────────────────────────────
土地の登記記録に記載されている地目は、土地をその利用状況によって区分したもので、法律によって23種類が定められています。

その法律によると、原野は、
「耕作の方法によらないで雑草,かん木類の生育する土地」
となっています。(不動産登記事務取扱手続準則 第68条11号)

原野は、主として農地としての利用には適していないなどの理由で、人の手が加えられずに、雑草やかん木類が生えるままの状態で長年放置されてきたた土地をいいます。

また、かん木とは、高さがほぼ人の背丈ほどで、幹があまり太くならず、根本付近から枝分かれしている低木のことをいいます。

休耕田や耕作を放棄した畑では、雑草やかん木類が生い茂り、原野のような外観になることがありますが、たとえ耕作を放棄したとしても農地であることに変わりはなく、原野として取り扱うことはできません。


以上、地目の原野について簡単にご紹介しましたが、
実際には、地目が原野であるかどうかの判断にはかなりの困難を伴います。

もっと詳しくお知りになりたい場合には、お近くの土地家屋調査士に
おたずねください。


今回はここまでです。
次回は、「中間地目」について配信する予定です。

どのような内容なのか、楽しみにお待ち下さい。

────────────────────────────────

私達、土地家屋調査士は市民生活と密接に関係する土地・建物について、登記・測量の分野で深く関わっております。

ご質問、ご相談は、土地家屋調査士事務所をご活用下さい。

お電話又はホームページからご連絡いただきますと無料でご相談をお受けしております。ただし、法務局等の調査が必要な場合は、登記印紙などの実費は有料となります。(実費はおおむね5千円〜1万円程度です)
http://www.to-ki.jp/misaka/

ただし、宝塚市、伊丹市、川西市、尼崎市、西宮市、三田市、猪名川町、池田市に限定させていただきますのでよろしくお願いします。

【発行所】
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┏━━━┓土地を識り、人と社会につくす地識人
┃\_/┃〜境界測量・土地建物登記の専門家〜 
┗━━━┛三坂登記測量事務所
┃ _______________________
┃|
┃|〒665-0866 兵庫県宝塚市星の荘3番21号
┃|TEL:0797-85-8031 FAX:0797-85-6051
┃|土地家屋調査士 三坂 友章
┃|e-mail misaka@to-ki.jp
┃|
┃|☆あなたの街の登記測量相談センター<宝塚>
┃|http://www.to-ki.jp/misaka/

バックナンバーリスト

2015/09/18(金) 登記・測量のQ&A NO.238「国土調査とは」
2015/09/01(火) 登記・測量のQ&A NO.237「ブルーマップとは」
2015/08/15(土) 登記・測量のQ&A NO.236「住居表示とは」
2015/08/01(土) 登記・測量のQ&A NO.235「用途地域とは」
2015/07/15(水) 登記・測量のQ&A NO.234「位置指定道路とは」
2015/07/01(水) 登記・測量のQ&A NO.233「分譲マンション土地の持分」
2015/06/15(月) 登記・測量のQ&A NO.232「マンション所有者と敷地の権利」
2015/06/01(月) 登記・測量のQ&A NO.231「分譲マンションの敷地はどこまでか」
2015/05/15(金) 登記・測量のQ&A NO.230「二世帯住宅の建物登記」
2015/05/01(金) 登記・測量のQ&A NO.229「仮換地上の建物の登記」
2015/04/15(水) 登記・測量のQ&A NO.228「違反建築物は登記できるか」
2015/04/01(水) 登記・測量のQ&A NO.227「プレハブ建物の登記」
2015/03/15(日) 登記・測量のQ&A NO.226「ビニールハウスは登記できるか」
2015/03/01(日) 登記・測量のQ&A NO.225「新築建物が登記可能になる時点」
2015/02/15(日) 登記・測量のQ&A NO.224「傾斜地がある土地の境界」
2015/02/01(日) 登記・測量のQ&A NO.223「信用できる土地の境界杭」
2015/01/15(木) 登記・測量のQ&A NO.222「買った土地の面積が少ない」
2015/01/01(木) 登記・測量のQ&A NO.221「購入した土地に滅失忘れ建物」
2014/12/15(月) 登記・測量のQ&A NO.220「相続した山林の場所探し」
2014/12/01(月) 登記・測量のQ&A NO.219「20年前に建てた建物の登記」

総数:496件 (全25頁)

 1 2 3 4 >>| 次20件