• 加賀谷朋彦土地家屋調査士事務所 トップページ
  • お役立ち情報バックナンバー

お役立ち情報バックナンバー

2010/01/04(月)

第118回「1点のみの筆界特定の申請は可能か」

本 文
■■■■登記の加賀谷「土地建物の悩み相談Q&A」■■■■

こんにちは!
土地家屋調査士の加賀谷朋彦です。

あけましておめでとうございます。
本年も引き続きよろしくお願いします。

このメールは私と名刺交換していただいた方、「かがや登記測量事務所」
http://to-ki.jp/kagaya/ からお役立ち情報をお申し込みいただいた方に、

身近な事例として登記測量に役立つメッセージをお届けしております。

配信の申込み・変更・解除はこちらです。
http://to-ki.jp/kagaya/info.html

★★★1月[第118回目]の悩み相談宅急便★★★2010.1.4
***「1点のみの筆界特定の申請は可能か」***

前回は「筆界特定の法的効力と手続きの構造」についてその概要をお話ししました。

筆界特定制度には筆界を確定する効力や行政処分性がなく「過去に定められた筆界線を探し出して公的な認定判断を示す制度」であり公的な証明力を有するに留まるということ。

手続きの構造は、適切な資料収集の必要性があること、隣人関係への悪影響を排除する観点から、「当事者対立構造を取らず」筆界特定登記官に筆界特定を促す「申請人から筆界特定登記官に対して」という構造になっているというようなことをご紹介しました。

問い
──────────────────────────────
1点のみの筆界特定の申請は可能でしょうか。

参考図1:
 

答え
──────────────────────────────

不動産登記法で言う筆界とは、「登記された1筆の土地とこれに隣接する他の土地との間において、当該1筆の土地が登記された時にその境を構成するものとされた2以上の点及びこれらを結ぶ直線をいう」(第123条1項)と定められています。

つまり、筆界特定の申請における筆界もまた、不動産登記法で言う筆界のことであり、当該1筆の土地が登記された時にその境を構成するものとされた2以上の点及びこれらを結ぶ直線ということになります。

筆界線を構成する最低2点以上の直線でなければ申請の対象とならなず、質問のような1点のみの筆界特定の申請をすることはできないことになります。

参考図2:
 

(参考資料:「筆界特定制度関係Q&A集」日本土地家屋調査士会連合会編)

現在、法務局では地図情報を数値化しコンピュータで管理しています。

具体的には、筆界点を公共座標(世界測地系座標)を用いて位置づけし、筆界点の座標と結線データを収集することで、誤差の少ない復元能力を備えた地図の構築を目指しています。

筆界特定においても、地図の数値化に伴い筆界確定訴訟のように「境界線」を確定するというよりも、2点以上の筆界「点」と「結線情報」により、複数の点を結ぶことで筆界線を特定するという立場をとっています。

(参考資料:「筆界特定完全実務ハンドブック」弁護士鈴木仁史著日本法令)

もっと詳しくお知りになりたい場合には、お近くの土地家屋調査士におたずねください。

今回はここまでです。

次回は、「筆界特定の申請手数料」について配信する予定です。

どのような内容なのか、楽しみにお待ち下さい。


-----------------------------------------------------------

私たち土地家屋調査士は市民生活と密接に関係する土地・建物について、
登記測量の分野で深く関わっております。
今回のようなご相談は土地建物登記の専門家、土地家屋調査士をご活用下
さい。
お電話又はホームページからご連絡いただきますと無料でご相談をお受け
しております。
どうぞお気軽にご相談下さい。
http://to-ki.jp/kagaya/

【発行所】
あなたの街の登記測量相談センター
専任相談員 土地家屋調査士 加賀谷朋彦
事務所
〒320-0027宇都宮市塙田4丁目6番6号
(東和コンサルタント株式会社内)
TEL028-627-4311 FAX028-627-4447

【発行責任者】 加賀谷朋彦 かがやともひこ
ご意見・ご感想をお待ちしております。
kagaya@to-ki.jp

こちらのホームページも是非ご覧下さい。
http://www16.ocn.ne.jp/~kagaya/

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 2010.1.4
| Home | 管理メニュー | メール管理 | <戻る> | かがや登記測量事務
所(東和コンサルタント株式会社内)<宇都宮>





バックナンバーリスト

2013/09/02(月) 第164回「市街化区域とは」
2013/07/01(月) 第163回「都市計画区域とは」
2013/05/01(水) 第162回「地籍調査とは」
2013/04/01(月) 第161回「国土調査とは」
2013/03/01(金) 第160回「住居表示とは」
2013/02/05(火) 第159回「用途地域とは」
2013/02/05(火) 第158回「敷地権とは」
2012/12/01(土) 第157回「区分建物とは」
2012/11/01(木) 第156回「位置指定道路とは」
2012/10/02(火) 第155回「幅員3メートルの市道、道路後退必要か」
2012/09/01(土) 第154回「雑種地とは・宅地への変更可能か」
2012/08/01(水) 第153回「分譲マンション土地の持分は」
2012/07/02(月) 第152回「ビニールハウスは登記できるか」
2012/06/01(金) 第151回「傾斜地がある土地の境界線はどこか」
2012/05/01(火) 第150回「二世帯住宅の建物登記」について
2012/04/02(月) 第149回「道路対向地でも境界立会が必要か」
2012/03/01(木) 第148回「境界立会への協力は必要なのか」
2012/02/02(木) 第147回「保留地とは何か」
2012/01/05(木) 第146回「休耕田の地目変更は可能か」
2011/12/01(木) 第145回「土地を分割して相続させたい」

総数:285件 (全15頁)

前20件 |<< 4 5 6 7 8 9 10 >>| 次20件