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お役立ち情報バックナンバー

2011/05/10(火)

◆登記・測量のQ&A 2011年第009号

■■■■登記の吉野 お役立ち情報「登記・測量のQ&A」■■■■

土地家屋調査士の吉野清明です。

いつもご愛読いただきありがとうございます。



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「司法書士とは」
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前回は「測量士」についてお話ししました。
測量士は国家資格を持った測量の専門家ですが、登記手続を前提とした測量は土地境界の専門家である土地家屋調査士が行うことになっている事などをご紹介しました。

今回は「司法書士」についてお話ししましょう。


問い
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不動産の登記には司法書士も関わっているようですが、土地家屋調査士とはどのような違いがあるのでしょうか?


答え
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土地家屋調査士と司法書士(しほうしょし)、どちらも不動産の登記に関わる職業ですね。

不動産の登記は「表題部」と「権利部」に分かれていてます。さらに権利部は「甲区」と「乙区」に分かれていて、それぞれの部分には次のような情報が記載されます。

(1)表題部
 土地や建物がどこにどれぐらいあるのかが記載されています。
 土地:所在・地番・地目(土地の現況)・地積(土地の面積)など
 建物:所在・地番・家屋番号・種類・構造・床面積など

(2)権利部(甲区)
 所有者に関する事項が記載されています。
 その不動産の所有者は誰で、いつ、どんな原因(売買、相続など)で
 所有権を取得したかがわかります。
 所有権移転登記、所有権に関する仮登記、差押え、仮処分など

(3)権利部(乙区)
 所有権以外の権利に関する事項が記載されています。
 抵当権設定、地上権設定、地役権設定など

上記の内、(1)は土地家屋調査士が担当し、(2)(3)は司法書士が担当します。

つまり、土地家屋調査士は、土地や建物の現在の状況がどうなっているのかを特定する登記(表示に関する登記)を担当するのに対し、司法書士は、その土地や建物が売買や相続、贈与する場合などの権利関係の登記を担当するというわけです。


以上、土地家屋調査士と司法書士の違いについて簡単にご紹介しましたが、
もっと詳しくお知りになりたい場合には、お近くの土地家屋調査士に
おたずねください。

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私達、土地家屋調査士は市民生活と密接に関係する土地・建物について、登記・測量の分野で深く関わっております。

ご質問、ご相談は、土地家屋調査士事務所をご活用下さい。


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