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2012/05/25(金)

登記・測量のQ&A NO.084「井溝とは」

■■■■登記の都築 お役立ち情報「登記・測量のQ&A」■■■■

土地家屋調査士の都築 功です。

いつもご愛読いただきありがとうございます。

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先日知人より、山菜の一種「コシアブラ」をいただきました。
私は初めて知りましたが「山菜の女王」と言われ、最近ではタラの芽をしのぐ人気だとか。
食べられるのは新芽の時期だけで、天ぷらにするとおいしいと教えられ早速天ぷらでいただいたところ、噂どおりのおいしさでした。
最近は、スーパーなどで売られていることもあるようです。
興味のある方は、最寄のお店をチェックしてみてはいかがでしょうか?

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◆登記・測量のQ&A 第084号
「井溝とは」
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前回は「堤」についてお話ししました。
防水のために作られた堤防は、その頂上部分が道路として利用されている場合でも「堤」として取り扱うこと、海岸に築造された防潮堤も「堤」として取り扱うことができる事などをご紹介しました。

今回は地目の「井溝」についてお話ししましょう。


問い
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土地の登記記録に記載される地目についておたずねします。
「井溝」とはどのような土地を指すのでしょうか?


答え
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土地の登記記録に記載されている地目は、土地をその利用状況によって区分したもので、法律によって23種類が定められています。

その法律によると、井溝(せいこう)は、
「田畝又は村落の間にある通水路」
となっています。(不動産登記事務取扱手続準則 第68条19号)

田畝(でんぽ)とは田の畝(うね)のことをいい、この田畝の間にある通水路は「井溝」として取り扱います。
また、山あいの村落に見られる通水路も「井溝」として取り扱います。

以前ご紹介した「用悪水路」と似ていますが、別の地目です。
田や畑に水を供給するかんがい用の水路であれば「用悪水路」として取り扱いますが、単に、落とし水や湧き水などを流すための水路であれば「井溝」として取り扱います。

外観上は「用悪水路」と「井溝」を区別することは困難な場合が多く、その利用状況を詳しく調べた上で判断することになります。


以上、地目の井溝について簡単にご紹介しましたが、
もっと詳しくお知りになりたい場合には、お近くの土地家屋調査士に
おたずねください。


今回はここまでです。
次回は、地目の「保安林」について配信する予定です。

どのような内容なのか、楽しみにお待ち下さい。

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私達、土地家屋調査士は市民生活と密接に関係する土地・建物について、登記・測量の分野で深く関わっております。

ご質問、ご相談は、土地家屋調査士事務所をご活用下さい。



【発行所】
愛知県長久手市岩作向田22-2
 都築測量登記事務所
  土地家屋調査士 都築 功

TEL O561-64-2577 FAX 0561-64-2578
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