お役立ち情報バックナンバー
2007/03/07(水)
登記・測量のQ&A NO.024「建物の種類とは?」
■■■■登記の都築 お役立ち情報「登記・測量のQ&A」■■■■
土地家屋調査士の都築 功です。
いつもご愛読いただきありがとうございます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
3月に入り、もうすぐ春といったこの頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
3月は卒業の月ですね。我家でも長男が四年通った保育園を卒園します。嬉しいことですが、ちょっと寂しさを覚えたりもします。
子供の成長は本当に早いですね。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
このメールは私と名刺交換していただいた方、私のホームページからお役
立ち情報をお申し込みいただいた方に、身近な事例として登記測量に役立
つメッセージをお届けしております。
http://www.to-ki.jp/tsuduki/
配信の申込み・変更・解除はこちらです。
http://www.to-ki.jp/tsuduki
読者の皆様からの要望にお答えし「登記・測量のQ&A」をお届けしております。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
◆登記・測量のQ&A 第024号
「建物の種類とは?」
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
前回は「用途地域」についてお話ししました。
用途地域は、用途や使用目的が違う建物が同一地域に混在しないようにするために定められたもので、全部で12種類あること。用途地域が指定されると、建てられる建物の種類が制限されることなどをお話ししました。
今回は「建物の種類」についてお話ししましょう。
問い
────────────────────────────────
種類が「店舗」で登記されている建物を改造して住宅として使おうと思っています。建物の形状や床面積は変わらないのですが、建物の種類を変更する登記が必要だと聞きました。この「建物の種類」とはどういったものなのでしょうか?
答え
────────────────────────────────
建物の種類(たてもののしゅるい)は、建物を特定するために登記事項とされています。そして、建物の種類が変更になったときには、その所有者は1ヶ月以内に建物の表題部の変更の登記を申請しなければなりません。
建物の種類の定め方については、法律(不動産登記規則)で次のように定められています。
----------(引用:ここから)----------
第百十三条 建物の種類は、建物の主たる用途により、居宅、店舗、寄宿舎、共同住宅、事務所、旅館、料理店、工場、倉庫、車庫、発電所及び変電所に区分して定め、これらの区分に該当しない建物については、これに準じて定めるものとする。
2 建物の主たる用途が二以上の場合には、当該二以上の用途により建物の種類を定めるものとする。
----------(引用:ここまで)----------
建物の種類は、登記を見た人が、その建物を正しく理解するための判断材料となりますので、上記区分に該当しない場合には、新しい種類を登記することができる事になっています。
最近では、建物の利用目的も多様化し、様々な建物が建てられるようになりましたので、新しい種類で登記される建物も増えていくものと思われます。
以上、建物の種類について簡単にご紹介しました。詳細をお知りになりたい場合には、お近くの土地家屋調査士におたずねください。
今回はここまでです。
次回は「建物の構造」について配信する予定です。
どのような内容なのか、楽しみにお待ち下さい。
────────────────────────────────
私達、土地家屋調査士は市民生活と密接に関係する土地・建物について、登記・測量の分野で深く関わっております。
ご質問、ご相談は、土地家屋調査士事務所をご活用下さい。
【発行所】
愛知郡長久手町大字岩作字向畑60-3
都築測量登記事務所
土地家屋調査士 都築 功
TEL O561-64-2577 FAX 0561-64-2578
E-mail tsuduki@to-ki.jp
URL http://www.to-ki.jp/tsuduki/
バックナンバーリスト
2016/01/14(木) 登記・測量のQ&A NO.225「新築建物が登記可能になる時点」
2016/01/07(木) 登記・測量のQ&A NO.224「傾斜地がある土地の境界」
2015/12/24(木) 登記・測量のQ&A NO.223「信用できる土地の境界杭」
2015/12/18(金) 登記・測量のQ&A NO.222「買った土地の面積が少ない」
2015/12/10(木) 登記・測量のQ&A NO.221「購入した土地に滅失忘れ建物」
2015/12/03(木) 登記・測量のQ&A NO.220「相続した山林の場所探し」
2015/11/26(木) 登記・測量のQ&A NO.219「20年前に建てた建物の登記」
2015/11/19(木) 登記・測量のQ&A NO.218「農地の慣習上の筆界」
2015/11/12(木) 登記・測量のQ&A NO.217「宅地の慣習上の筆界」
2015/11/05(木) 登記・測量のQ&A NO.216「海や川と陸地の境」
2015/10/29(木) 登記・測量のQ&A NO.215「傾斜地の筆界」
2015/10/22(木) 登記・測量のQ&A NO.214「筆界と所有権界」
2015/10/15(木) 登記・測量のQ&A NO.213「国有地の払い下げを受けたとき」
2015/10/08(木) 登記・測量のQ&A NO.212「建物の合体とは?」
2015/10/02(金) 登記・測量のQ&A NO.211「建物の区分とは?」
2015/09/24(木) 登記・測量のQ&A NO.210「建物の合併とは?」
2015/09/17(木) 登記・測量のQ&A NO.209「建物を分割する時」
2015/09/10(木) 登記・測量のQ&A NO.208「建物を取り壊した時」
2015/09/03(木) 登記・測量のQ&A NO.207「建物を増築・改築した時」
2015/08/27(木) 登記・測量のQ&A NO.206「建物を新築した時」