お役立ち情報バックナンバー
2015/10/15(木)
登記・測量のQ&A NO.213「国有地の払い下げを受けたとき」
■■■■登記の都築 お役立ち情報「登記・測量のQ&A」■■■■
土地家屋調査士の都築 功です。
いつもご愛読いただきありがとうございます。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
◆登記・測量のQ&A 第213号
「国有地の払い下げを受けたとき」
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
前回は、「建物の合体」について概要をお話しました。
今回は、「国有地の払い下げを受けたとき」について概要をお話しします。
問い
------------------------------------------------------------------
所有する土地に含まれていた旧里道の払い下げを受けましたが、この土地は登記されていませんでした。このような場合にはどのような手続が必要になるのでしょうか?
答え
────────────────────────────────
道路法や河川法といった法律の適用を受けないで、里道や水路に使用されている土地を「法定外公共物(ほうていがいこうきょうぶつ)」と呼びます。
この里道や水路はもともとは国有地ですが、現在は宅地や田畑の一部になってしまっていて、里道や水路としての機能を失っているものは、払い下げを受けることが可能です。
このような国有地は登記されていない場合が多く、未登記の土地を入手し
た場合には、土地の表題登記を申請しなければなりません。
土地の表題登記を申請する場合には、次のような情報を添付しなければなりません(不動産登記令 別表四項添付情報)。
イ)土地所在図
ロ)地積測量図
ハ)表題部所有者となる者が所有権を有することを証する情報
ニ)表題部所有者となる者の住所を証する市町村長、登記官その他の公務員が職務上作成した情報(公務員が職務上作成した情報がない場合にあっては、これに代わるべき情報)
これらの情報が実際にはどのような書類等を指しているのかは、お近くの土地家屋調査士にお問い合せください。
以上、国有地の払い下げを受けたときにについて簡単にご紹介しました。詳しくは、お近くの土地家屋調査士におたずねください。
今回はここまでです。
次回は「筆界と所有権界」について配信する予定です。
どのような内容なのか、楽しみにお待ち下さい。
────────────────────────────────
私達、土地家屋調査士は市民生活と密接に関係する土地・建物について、登記・測量の分野で深く関わっております。
ご質問、ご相談は、土地家屋調査士事務所をご活用下さい。
【発行所】
愛知県日進市梅森台二丁目260番地
梅森ビル2階 日進測量設計(株)内
土地家屋調査士都築功事務所
土地家屋調査士 都築 功
TEL O52-848-8373 FAX 052-848-8374
E-mail tsuduki@to-ki.jp
URL http://www.to-ki.jp/tsuduki/
バックナンバーリスト
2019/07/19(金) 登記・測量のQ&A NO.315「分譲マンション土地の持分」
2019/07/01(月) 登記・測量のQ&A NO.314「マンション所有者と敷地の権利」
2019/06/17(月) 登記・測量のQ&A NO.313「分譲マンションの敷地はどこまでか」
2019/06/02(日) 登記・測量のQ&A NO.312「二世帯住宅の建物登記」
2019/05/19(日) 登記・測量のQ&A NO.311「仮換地上の建物の登記」
2019/05/06(月) 登記・測量のQ&A NO.310「プレハブ建物の登記」
2019/04/21(日) 登記・測量のQ&A NO.309「ビニールハウスは登記できるか」
2019/04/07(日) 登記・測量のQ&A NO.308「新築建物が登記可能になる時点」
2019/03/17(日) 登記・測量のQ&A NO.307「通行地役権を設定したい」
2019/03/03(日) 登記・測量のQ&A NO.306「信用できる土地の境界杭」
2019/02/16(土) 登記・測量のQ&A NO.305「買った土地の面積が少ない」
2019/02/03(日) 登記・測量のQ&A NO.304「購入した土地に滅失忘れ建物」
2019/01/20(日) 登記・測量のQ&A NO.303「相続した山林の場所探し」
2019/01/04(金) 登記・測量のQ&A NO.302「20年前に建てた建物の登記」
2018/12/19(水) 登記・測量のQ&A NO.301「国有地の払い下げを受けたとき」
2018/11/17(土) 登記・測量のQ&A NO.300「建物を合体した時」
2018/12/02(日) 登記・測量のQ&A NO.299「建物を区分したい時」
2018/11/01(木) 登記・測量のQ&A NO.298「建物を合併したい時」
2018/10/17(水) 登記・測量のQ&A NO.297「建物を分割したい時」
2018/10/03(水) 登記・測量のQ&A NO.296「建物を取り壊した時」