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2014/09/19(金)

登記・測量のQ&A NO.171「筆界とは」

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こんにちは。
事務を担当しています M です。
夫と娘2人の4人家族。身近な日々の出来事をお届けしています。

今週は爽やかな秋晴れの日が続いていますね。

私の参加している農作業グループでは、今は秋ナスやピーマンなどが主な収穫野菜ですが、順調に育った稲も収穫の時期を迎え、今週始めにうるち米の稲刈り作業が無事終了しました。

お米担当のメンバーが中心となり、薬に頼らず手間をかけて雑草ぬき等世話をしてきた貴重な稲。

毎年とても美味しい新米になるので、きっと今年もと期待をして、今から楽しみにしています。

全国的にみると新米の今年の作柄は「平年並み以上」だそうで、価格も安値水準だとか。

野菜も乳製品も値上がるばかりなので、家計にはうれしいニュースですね。

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■■■■登記の都築 お役立ち情報「登記・測量のQ&A」■■■■

土地家屋調査士の都築 功です。

いつもご愛読いただきありがとうございます。

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◆登記・測量のQ&A 第171号
「筆界とは」
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前回は、「登記の順番」について概要をお話しました。
今回は、「筆界」について概要をお話しします。

問い
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土地の境界を「筆界」と呼ぶことがありますが、「筆界」とはどういうものなのでしょうか?

答え
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「筆界(ひっかい)」とは、土地と土地との境界を表すもので、土地の取引を行う場合に、とても重要な用語です。

不動産登記法では、この「筆界」で囲まれたひとつの土地を「一筆の土地」と呼び、それぞれに地番をつけることになっています。この事から「筆界」は地番と地番の境と考えることもできます。

「筆界」は法律によって定められた境界ですので、個人の意志で勝手に変更することはできません。筆界を変更するには、分筆や合筆といった登記手続が必要になります。また、筆界は法務局に備え付けられている図面で確認することができます。

最初に筆界が定められたのは明治時代ですが、長い年月の間に、土地の所有者が変わったり、土地の利用形態が変わったりして、現況の境界線が、いつのまにか真正な筆界と違っている場合も多く存在します。

現況の境界線が筆界と違ったまま放置しておくと、第三者に売買する場合や、本人が亡くなり相続が発生した後等に境界紛争に発展しかねません。現況の境界線と筆界とを一致させておくことは、不動産トラブルを防ぐ役割もあります。

現況の境界線と筆界とを一致させるには、登記手続が必要になりますので、お近くの土地家屋調査士にご相談ください。もし、現況の境界線が「筆界」と一致しているのかどうかわからない場合も調べることができます。

なお、筆界と違っている現況の境界線は、その境界線が移動した原因により、「所有権界」や「占有権界」と呼ばれます。これらと「筆界」との関係は、次回お知らせします。


以上、筆界について簡単にご紹介しましたが、詳しくは、お近くの土地家屋調査士におたずねください。


次回は「所有権界、占有権界」についてです。

どのような内容なのか、楽しみにお待ち下さい。

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私達、土地家屋調査士は市民生活と密接に関係する土地・建物について、登記・測量の分野で深く関わっております。

ご質問、ご相談は、土地家屋調査士事務所をご活用下さい。



【発行所】
愛知県長久手市岩作向田22-2
 都築測量登記事務所
  土地家屋調査士 都築 功

TEL O561-64-2577 FAX 0561-64-2578
E-mail tsuduki@to-ki.jp
URL http://www.to-ki.jp/tsuduki/

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