お役立ち情報バックナンバー
2014/04/18(金)
登記・測量のQ&A NO.141「位置指定道路とは」
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こんにちは。
事務を担当しています M です。
夫と娘2人の4人家族。身近な日々の出来事をお届けしています。
毎年4月の第2土、日の頃、多治見で恒例の陶器祭りが開催され、今年も行ってきました。
陶器市だけでなく大道芸あり、食べ物の出店あり、手作りクラフトや雑貨もありと主催する側も色々工夫しているので子供たちも楽しみにしています。
ここ数年毎年のように出かけていますが、買うのはよほど気に入った時だけ。見るのが楽しいのです。
1点ものの若手陶芸家さんの器や、何十年も前の海外向けの陶器のデッドストックや、懐かしい昭和の香り漂う器に出会うこともあり陶器祭りには決してデパートやショッピングセンターではお目にかかれない自分にとってのお宝に出会えるワクワク感があります。
びっくりするほどの低価格な良品に出会うとも時にはあり、これもまた「お宝発見!」気分でうれしくなるのですが衝動買いは禁物。
後々断拾離するようなことにならないよう、安くても本当に我が家に必要か熟慮して購入することにしています。
この日はお天気も良く、会場内を行ったり来たり久しぶりによく歩き、大してお金もかけず十分に楽しんだ1日でした。
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■■■■登記の都築 お役立ち情報「登記・測量のQ&A」■■■■
土地家屋調査士の都築 功です。
いつもご愛読いただきありがとうございます。
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◆登記・測量のQ&A 第141号
「位置指定道路とは」について
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前回は、幅員4メートル未満の道路のセットバックについて概要をお話し
ました。
問い
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私の土地を分譲しようと思いますが、分譲するには位置指定道路が必要と
役所に言われました。
位置指定道路とはどのようなものなのでしょうか。
答え
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家を建てるには接道義務と言って、建築基準法における道路に2メートル以上接している土地でなければなりません。
ここで言う「建築基準法における道路」とは次のようなものです。
1、国道、県道、市町村道などの道路(自動車専用道路は除く)
建築基準法第42条第1項第1号の道路
2、土地計画事業、土地区画整理事業等により作られた道路建築基準法第42条第1項第2号の道路
3、基準日(※)以前から存在していた道路建築基準法第42条第1項第3号の道路
※基準日とは建築基準法が施行された昭和25年11月23日ですが、詳しくは市町村の担当課へ問い合わせて下さい。
4、都市計画事業、土地区画整理事業等により作られる予定のもので特定行政庁が指定した道路
建築基準法第42条第1項第4号の道路
5、1〜4以外の道で特定行政庁から位置の指定を受けた道路建築基準法第42条第1項第5号の道路
これを「位置指定道路」といいます。
位置指定道路とは、建築物を建築する時に道路が無いために建築基準法に定められた基準に基づいて新たに道路を築造し、特定行政庁(役所)から「そこに道路が確かにあります」という位置の指定を受けた「道路」を言うのです。
例えば図のような分譲では、A、B、D、を満足させる「道路」は位置指定道路以外にないのです。
位置指定道路の整備基準など、詳しいことは土地家屋調査士に相談されると良いでしょう。
次回は「土地家屋調査士とは」についてです。
どのような内容なのか、楽しみにお待ち下さい。
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私達、土地家屋調査士は市民生活と密接に関係する土地・建物について、登記・測量の分野で深く関わっております。
ご質問、ご相談は、土地家屋調査士事務所をご活用下さい。
【発行所】
愛知県長久手市岩作向田22-2
都築測量登記事務所
土地家屋調査士 都築 功
TEL O561-64-2577 FAX 0561-64-2578
E-mail tsuduki@to-ki.jp
URL http://www.to-ki.jp/tsuduki/
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