お役立ち情報バックナンバー
2012/11/16(金)
登記・測量のQ&A NO.094「筆界特定の関係人とは」
■■■■登記の都築 お役立ち情報「登記・測量のQ&A」■■■■
土地家屋調査士の都築 功です。
いつもご愛読いただきありがとうございます。
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立冬も過ぎ、暦の上では冬です。
昨日は真冬並みの寒さとなり、我が家でも今冬初の暖房をつけ、セーター類をひっぱり出しました。
こういう時期は、体調管理が難しいですね。
先日子供の風邪で病院に行くと、インフルエンザの予防接種に来院した小さい子供達がたくさんいました。
例年12月頃からインフルエンザが流行り出すので、12月中旬までには接種すると良いようです。
聞くところによると、この時期は予約を取るのもなかなか難しいとか。
心配な方は、早めの予約をお勧めします。
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◆登記・測量のQ&A 第094号
「筆界特定の関係人とは」
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前回は「筆界特定の対象土地と関係土地とは」についてその概要をお話ししました。
筆界特定が必要な筆界線に直接関わる土地を対象土地といい、対象土地以外の土地を関係土地ということなどをご紹介しました。
問い
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筆界特定の関係人とは誰を差すのですか?
答え
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筆界特定の関係人とは対象土地(申請地)の申請人以外の所有権の登記名義人等と、関係土地の所有権登記名義人等がこれにあたります。
つまり、対象地の申請人以外の所有者と、関係地の所有者は全て関係人となります。
申請人以外のこれらの人々(関係人)は、筆界特定がされると直接的な影響を受けることになります。
そこで筆界特定登記官は、筆界特定の申請があった場合には、これらの人々に次のような手続きを尽くさなければなりません。
1、筆界特定の申請があったことを通知する
↓
2、対象土地の測量や実地調査に立ち会わせる
↓
3、対象土地の筆界について意見又は資料の提出を求める
↓
4、意見聴取の期日に意見を述べ資料を提出する機会を与える
↓
5、意見や資料の提出があった場合、申請人や関係人とその内容を共有する
これらの手続きを行うことによって、筆界特定の適切な運用がなされることになります。
(参考資料:法務省民事局パンフレット「筆界はどこ?」、日本加除出版
株式会社「筆界特定制度一問一答と事例解説」)
もっと詳しくお知りになりたい場合には、お近くの土地家屋調査士におた
ずねください。
今回はここまでです。
次回は、「筆界特定の方法とは?」について配信する予定です。
どのような内容なのか、楽しみにお待ち下さい。
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私達、土地家屋調査士は市民生活と密接に関係する土地・建物について、登記・測量の分野で深く関わっております。
ご質問、ご相談は、土地家屋調査士事務所をご活用下さい。
【発行所】
愛知県長久手市岩作向田22-2
都築測量登記事務所
土地家屋調査士 都築 功
TEL O561-64-2577 FAX 0561-64-2578
E-mail tsuduki@to-ki.jp
URL http://www.to-ki.jp/tsuduki/
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