お役立ち情報バックナンバー
2017/07/31(月)
守田靖昭お役立ち情報_登記測量Q&A146
■■■■■登記の守田「登記測量のQ&A」■■■■■
こんにちは。
土地家屋調査士の守田靖昭です。
小倉祇園太鼓が終わり打ち上げ。
公園でバーベキュー。
町内の幼馴染の10代から20代の少年少女たち。
円陣を組んで座り込んでる。
何かの意思統一か?
誰一人微動だにしない。
何ごとだ?
近寄ってみると、全員の手には線香花火。
なるほど、円陣を組んで風よけか。
すると一斉に「ワーッ!」とすごい盛り上がり。
「○丁目すげー」と
線香花火で町内対決をやっているようだ。
大好きな太鼓を叩いて、汗だくで後片付け。
バーベキューでたらふく食べて、線香花火で真剣勝負。
何ごとにも一所懸命な若者たち。
どんな若者がいるかでその国の将来が決まる。
日本まだまだ捨てたもんじゃないぞ!!
って、ちょっとオーバーかな!?(^・^)
--------------------------------------------------------------
このメールは私と名刺交換していただいた方、「あなたの街の登記測量相談センター福岡・香椎窓
口」http://to-ki.jp/morita/からお役立ち情報をお申し込みいただいた方に、身近な問題として
登記測量に役立つメッセージをお届けしたいと思います。
配信の申込み・変更・解除はこちらです。
http://www.to-ki.jp/morita/info.asp#mail
★★★★★★★今月のお役立ち情報宅急便★★★★★★★
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
◆登記・測量のQ&A 第146号
「区分建物とは」
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
前回は、「境界問題相談センターと裁判所の解決の違い」について概要をお話しました。
----
問い
------------------------------------------------------------------
マンションの購入を考えています。マンションのことを区分建物とも呼ぶそうですが、普通の一戸建ての建物とはどのように違うのでしょうか?
----
答え
------------------------------------------------------------------
通常の建物は、1階部分をAさんが所有し、2階部分をBさんが所有する、というような登記はできませんが、区分建物はできます。
区分建物(くぶんたんてもの)とは、一棟の建物の一部を独立して所有することができる建物のことで、区分所有建物と呼ぶこともあります。
区分建物は、専有部分(せんゆうぶぶん)と共用部分(きょうようぶぶん)に区別されます。
専有部分とは、4階の2号室といった形で区切られた室内空間のことで、マンションであれば、居住者が専有する部分です。
参考図1
一方の共用部分とは、エントランスやエレベーター、外廊下など、居住者が共同で使う部分は全て共用部分となります。
参考図2
ここまでマンションを例にご紹介してきましたが、マンションが皆区分建物であるとは限りません。区分所有を目的としなければ、マンションであっても通常の建物として登記できます。例えば、賃貸を目的としたマンションなどがそうです。
逆に、区分所有を目的とするのであれば、昔ながらの棟割長屋、最近ではテラスハウス(複数の建物が連続してつながっている住宅)も区分建物として登記することができます。
ただし、建物を区分建物として登記するためには、「構造上の独立性」と「利用上の独立性」といった要件を満たす必要があります。
「構造上の独立」とは、壁や床、天井などで他の部分と区分されている状態をいい、「利用上の独立」とは、その区分建物が独立して利用できる状態であることをいいます。
これらの要件を満たしていない場合は、区分建物として登記できません(通常の建物として登記することはできます)ので、区分所有することはできません。
以上、区分建物について簡単にご紹介しましたが、実際に区分建物として登記する際には、様々な難しい判断を伴う場合があります。
詳しくは、お近くの土地家屋調査士におたずねください。
今回はここまでです。
次回はどのような内容なのか、楽しみにお待ち下さい。
──────────────────────────────
■バックナンバーはこちらです。
http://www.to-ki.jp/morita/info.asp
★日記のほうもご覧下さい。★
http://www.to-ki.jp/morita/notebook.asp
●フェイスブックで「40歳過ぎてピアノはじめました!」
というページ作成しました。
https://www.facebook.com/40.piano
──────────────────────────────
土地家屋調査士は市民生活と密接に関係する土地・建物について、登記測量の分野で深く関わって
おります。
今回のようなご相談は土地境界の専門家、土地家屋調査士をご活用下さい。
お電話又はホームページからご連絡いただきますと無料でご相談をお受けしております。
どうぞお気軽にご相談下さい。http://to-ki.jp/morita/
「登記の守田」⇒検索
ただし、福岡市を中心に福岡県北部に限定させていただきますのでよろしくお願いします。
また、法務局等の調査が必要な場合は、登記印紙などの実費は有料となります。
【発行所】
土地の境界測量のことなら
福岡県土地家屋調査士会会員
土地家屋調査士 守 田 靖 昭
福岡市東区香椎駅東3-4-4
http://www.to-ki.jp/morita/profile.asp
登記の守田 で検索
バックナンバーリスト
2010/01/14(木) 「鉄道用地とは」
2009/12/28(月) 「学校用地とは」
2009/12/10(木) 「畑とは」
2009/11/24(火) 「田とは」
2009/10/31(土) 「宅地とは」
2009/10/17(土) 「地図訂正とは」
2009/09/25(金) 「地目変更とは」
2009/09/06(日) 「地積更正とは」
2009/08/21(金) 「合筆できない土地」
2009/08/03(月) 「分筆できない土地」
2009/07/21(火) 「合筆の場合の地番の付け方」
2009/07/07(火) 「分筆の場合の地番の付け方」
2009/06/19(金) 「地番とは?」
2009/06/04(木) 「堤防と民有地の境」
2009/05/20(水) 「海や川と陸地の境」
2009/05/08(金) 「傾斜地の筆界」
2009/04/22(水) 「筆界と所有権界」
2009/03/27(金) 「国有地の払い下げを受けたとき」
2009/03/16(月) 「建物の合体とは?」
2009/02/26(木) 「建物の区分とは?」