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お役立ち情報バックナンバー

2011/01/26(水)

お役立ち情報宅急便 1月 第2回

■■■■登記の河原 お役立ち情報「登記・測量のQ&A」■■■■

土地家屋調査士の河原賢二です。

いつもご愛読いただきありがとうございます。

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│寒気きびしい折いかがお過ごしでしょうか。
 昨日のアジア杯の日韓戦は面白かったですね。
 久しぶりに興奮しました。
 ここ最近はやられっぱなしでしたので少し気分は落ち着きましたがPK 戦になるとは。??
 延長後半は防戦一方で良かったのでしょうか。
 もう1点取に行く作戦の方が良かったのでは??
 皆さんはどうお考えでしょうか。
 30日深夜決勝がまた大賑わいになるのでしょうね。
 今回は・「幅員4メートルない位置指定道路」についてです。
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このメールは私と名刺交換していただいた方、私のホームページからお役
立ち情報をお申し込みいただいた方に、身近な事例として登記測量に役立
つメッセージをお届けしております。
http://www.to-ki.jp/kawahara/

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│■標準タイプ
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読者の皆様からの要望にお答えし「登記・測量のQ&A」をお届けしてお
ります。


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◆登記・測量のQ&A 第126号
「幅員4メートルない位置指定道路」について
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前回は、いつの時点で新築登記の申請が可能なのかについて、概要をお話
しました。

問い
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私の土地には古い家が建っているのですが、今度建て替えようと思ってい
ます。

前面道路は「位置指定道路」です。

役所の台帳では4.0メートルの幅員で昭和45年に指定を取っているよ
うなのですが、実際には3.8メートルの幅しかないのです。

このような道路幅のままで家の新築は可能なのでしょうか。

※位置指定道路とは?
http://www.to-ki.jp/center/useful/kiso012.asp

答え
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位置指定道路は幅員が4.0メートル以上あるべきなのですが、こういっ
た道路は古い街並みによく見受けられます。

何らかの事情で道路幅が足りなくなったものと思われます。

このような状態の道路を「不完全位置指定道路」と言い、住宅等を建築し
ようとする者は幅員4.0メートル以上の道路になるように復元協議が要
求されます。

実際には、これを「不完全位置指定道路の復元協議」と言い、この協議書
を役所に提出することによって新築することができます。

具体的な内容ですが、


この図のようにA、D、E、F、G、及び道路の所有者と境界立ち会いを
して、道路中心線、道路と宅地との境界線、道路後退線を決めます。

この内容で図面を作り、上記関係者から承諾印を取得し「私の土地」に関
して10センチメートル後退する「不完全位置指定道路の復元協議」を申
請します。

この申請があって、新築のための建築確認に入ることができます。

ちなみに、この土地を売買するような場合(実測売買)は、売主側に復元
協議の負担義務があります。

また、将来にわたり自分の宅地の範囲を明確にしておくためには、この際、
B、Cとも一緒に境界立会を行い、道路部分と宅地部分を分筆しておくこ
とをお勧めします。

この分筆登記を行うと、土地の正確な面積が登記され地積測量図が法務局
に備え付けられますので、現地の杭が1〜2本亡失したとしても、地積測
量図のデータを使い容易に復元することができます。

また、道路部分の固定資産税は非課税となりますので節税効果も期待でき
ます。

もっと詳しくお知りになりたい場合には、お近くの土地家屋調査士におた
ずねください。

次回は「違反建築でも建物登記は可能か」についてです。

どのような内容なのか、楽しみにお待ち下さい。

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私達、土地家屋調査士は市民生活と密接に関係する土地・建物について、
登記・測量の分野で深く関わっております。

ご質問、ご相談は、土地家屋調査士事務所をご活用下さい。

お電話又はホームページからご連絡いただきますと無料でご相談をお受け
しております。ただし、法務局等の調査が必要な場合は、登記印紙などの
実費は有料となります。(実費はおおむね5千円〜1万円程度です)
http://www.to-ki.jp/kawahara/

ただし、朝倉市、朝倉郡、筑紫野市、筑紫郡、小郡市、三井郡、浮羽郡、
を中心に福岡県内及び佐賀県東部に限定させていただきますのでよろしくお願いします。

【発行所】
┏━━━┓土地を識り、人と社会につくす地識人
┃\_/┃〜境界測量・土地建物登記の専門家〜 
┗━━━┛土地家屋調査士河原賢二事務所

     http://to-ki.jp/kawahara/

〒838-0061 朝倉市菩提寺488番地5
Tel:0946-24-2042 Fax:0946-24-2642

【発行責任者】河原賢二 kawahara kenji
お気軽にご相談下さい。kawahara@to-ki.jp