お役立ち情報バックナンバー
2010/07/16(金)
◆登記・測量のQ&A 2010年第013号
■■■■登記の吉野 お役立ち情報「登記・測量のQ&A」■■■■
土地家屋調査士の吉野清明です。
いつもご愛読いただきありがとうございます。
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「慣習上の筆界(3)」
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前回は「慣習上の筆界(2)」についてお話ししました。
擁壁下に側溝がない場合は、擁壁の基礎の外側。
擁壁下に側溝がある場合には、擁壁下の下端。
でしたね。
今回は「慣習上の筆界(3)」についてお話ししましょう。
問い
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農地での慣習上の筆界にはどのようなものがあるのでしょうか?
答え
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農地の慣習上の筆界は、おおむね次の通りです。
(1)高低差のない農地間に畦畔がある場合
落し水がないときは、畦畔の中央。
落し水があるときには、水を落とす側の畦畔尻。
参考図1:
(2)高低差がある農地間に畦畔がある場合
傾斜がおおむね15度以上のときは、畦畔尻。
傾斜がおおむね15度以下のときには、畦畔の中央。
参考図2:
(3)階段畑(田)の場合
傾斜地の法尻。
参考図3:
以上、農地の慣習上の筆界について、代表的な例を簡単にご紹介しました。
実際には、これとは違う場合も数多く存在しますので、詳しくは、お近くの土地家屋調査士におたずねください。
今回はここまでです。
どのような内容なのか、楽しみにお待ち下さい。
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私達、土地家屋調査士は市民生活と密接に関係する土地・建物について、登記・測量の分野で深く関わっております。
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