お役立ち情報バックナンバー
2023/01/25(水)
◆登記・測量のQ&A 2023年002号
■■■■登記の吉野 お役立ち情報「登記・測量のQ&A」■■■■
土地家屋調査士の吉野清明です。
いつもご愛読いただきありがとうございます。
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「土地の面積の計算方法」
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前回は、「合筆できない土地」について概要をお話しました。
今回は、「土地の面積の計算方法」について概要をお話しします。
問い
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登記記録に記録されている土地の面積(地積)は、どのような方法で計算されているのでしょうか?
答え
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土地の面積は、まず境界をはっきりさせるための測量(境界確定測量)を行い、その測量結果に基づいて計算します。
境界確定測量の成果として得られるのは、境界点の座標値です。
土地の面積は、境界点の座標から方程式により算出する、座標面積計算(ざひょうめんせきけいさん)で行うのが主流です。
座標面積計算が主流になる前は、土地を三角形に区切って、それぞれの三角形の面積を足し合わせる、三斜面積計算(さんしゃめんせきけいさん)が使われていました。
法務局に保管されている地積測量図には、面積計算の方法及び計算結果も掲載されていますが、古い地積測量図には三斜面積計算で計算されているものが存在します。
参考図1:
尚、土地の面積は、水平投影面積(すいへいとうえいめんせき)と呼ばれる面積を使います。
水平投影面積は、傾斜している土地でも、水平に置き換えて計算します(その土地を真上から見たときの面積です)。実際の見かけ上の面積とは違うことがありますので注意してください。
参考図2:
また、土地の面積を実際に測ると、登記の面積(地積)と違う場合があります。このような場合には、登記を正しい面積に直す手続が必要になります。
以上、「土地の面積の計算方法」について簡単にご紹介しました。詳しくお知りになりたい場合は、お近くの土地家屋調査士におたずねください。
今回はここまでです。
次回は「位置指定道路」について配信する予定です。
どのような内容なのか、楽しみにお待ち下さい。
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私達、土地家屋調査士は市民生活と密接に関係する土地・建物について、登記・測量の分野で深く関わっております。
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