お役立ち情報バックナンバー
2021/01/26(火)
◆登記・測量のQ&A 2021年第002号
■■■■登記の吉野 お役立ち情報「登記・測量のQ&A」■■■■
土地家屋調査士の吉野清明です。
いつもご愛読いただきありがとうございます。
読者の皆様からの要望にお答えし「登記・測量のQ&A」をお届けしております。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
「建築限界」
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
前回は、「建築制限」について概要をお話しました。
今回は、「建築限界」について概要をお話しします。
問い
------------------------------
道路や鉄道には「建築限界」が定められているそうですが、どのようなものなのでしょうか?
答え
───────────────
建築限界(けんちくげんかい)とは、鉄道や道路などにおいて、列車や自動車などの通行の安全を確保するために定められた範囲(寸法)の事です。
建築限界内には建築物を設置する事ができません。
また、建築限界外であっても、建築限界内に崩れるおそれのある物を置いてはならない事になっています。(鉄道に関する技術上の基準を定める省令第二十条)
建築限界の範囲(寸法)は、鉄道の種類や鉄道会社の違い、道路の種類などによって違っています。
鉄道では、在来線や新幹線、その他の鉄道会社、線路部分と駅部分、直線部分と曲線部分といった様々な違いがありますが、列車の走行中に、係員や乗客が窓から手や顔を出しても安全なように、建築限界が定められているようです。
道路も鉄道と同様の考えの基に建築限界が定められていますが、車道だけでなく、自転車道や歩道についても建築限界があります。
建築限界に関する法令には、下記のようなものがあります。
◆鉄道に関する技術上の基準を定める省令(鉄道営業法に基づく省令)
https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=413M60000800151
◆道路構造令(道路法に基づく政令)
https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=345CO0000000320
以上、「建築限界」について簡単にご紹介しました。詳しくお知りになりたい場合は、お近くの土地家屋調査士におたずねください。
今回はここまでです。
次回は「建築確認」について配信する予定です。
どのような内容なのか、楽しみにお待ち下さい。
───────────────
私達、土地家屋調査士は市民生活と密接に関係する土地・建物について、登記・測量の分野で深く関わっております。
ご質問、ご相談は、土地家屋調査士事務所をご活用下さい。
【発行所】
┏━━━┓━━━━━━━━━━
┃\_/┃土地を識り、
┗━━━┛人と社会につくす地識人
┃境界測量・土地建物登記の専門家
┃土地家屋調査士吉野清明事務所
┃──────────────
┃〒378-0004
┃群馬県沼田市下久屋町344番地2
┃TEL 0278-22-9722
┃FAX 0278-22-9722
┃土地家屋調査士 吉野清明
┃e-mail yoshino-kmht@keh.biglobe.ne.jp
バックナンバーリスト
2024/11/25(月) ◆登記・測量のQ&A 2024年第016号
2024/11/18(月) ◆登記・測量のQ&A 2024年第015号
2024/09/25(水) ◆登記・測量のQ&A 2024年第014号
2024/09/18(水) ◆登記・測量のQ&A 2024年第013号
2024/08/29(木) ◆登記・測量のQ&A 2024年第012号
2024/08/21(水) ◆登記・測量のQ&A 2024年第11号
2024/07/16(火) ◆登記・測量のQ&A 2024年第010号
2024/06/05(水) ◆登記・測量のQ&A 2024年第009号
2024/05/21(火) ◆登記・測量のQ&A 2024年第008号
2024/04/16(火) ◆登記・測量のQ&A 2024年第007号
2024/04/11(木) ◆登記・測量のQ&A 2024年第006号
2024/04/04(木) ◆登記・測量のQ&A 2024年第005号
2024/03/28(木) ◆登記・測量のQ&A 2024年第004号
2024/03/12(火) ◆登記・測量のQ&A 2024年第003号
2024/01/29(月) ◆登記・測量のQ&A 2024年第002号
2024/01/19(金) ◆登記・測量のQ&A 2024年第001号
2023/12/26(火) ◆登記・測量のQ&A 2023年022号
2023/12/21(木) ◆登記・測量のQ&A 2023年021号
2023/12/13(水) ◆登記・測量のQ&A 2023年020号
2023/12/01(金) ◆登記・測量のQ&A 2023年019号