お役立ち情報バックナンバー
2020/09/30(水)
◆登記・測量のQ&A 2020年第018号
■■■■登記の吉野 お役立ち情報「登記・測量のQ&A」■■■■
土地家屋調査士の吉野清明です。
いつもご愛読いただきありがとうございます。
読者の皆様からの要望にお答えし「登記・測量のQ&A」をお届けしております。
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「土地区画整理事業」
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前回は、「準都市計画区域」について概要をお話しました。
今回は、「土地区画整理事業」について概要をお話しします。
問い
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造成工事の看板に「土地区画整理事業」と書いてありました。
土地区画整理事業とはどんなものなのでしょうか?
答え
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土地区画整理事業(とちくかくせいりじぎょう)は、道路、公園、下水道といった都市施設の整備を行いながら、土地の区画を整え、新たな街並みの形成や既成市街地の再整備を行う事業です。
土地区画整理事業では、土地の所有者から少しずつ土地を提供してもらって(減歩)、道路や公園などの公共施設を整備します。また、提供してもらった土地の一部(保留地)を売却して事業資金の一部に充てます。
宅地は、区画を割り直し土地を入れ替えする(換地)ことで、形状が整えられ、日当たりや風通しの改善にもつながりますので、その利用価値は大きくあがることになります。
また、道路が整備されるのに伴い、排水のための側溝や、水道・ガス・下水管などの整備も進みます。
土地の所有者にとっては、自分の土地の面積は少し小さくなりますが、住みやすく利用価値の高い土地になり資産価値も増すことになります。
登記情報も正確なものになります。
参考図:
土地区画整理事業を行う施行者としては、個人、土地区画整理組合、区画整理会社、都道府県及び市町村、国土交通大臣、独立行政法人都市再生機構等があります。
以上、土地区画整理事業について簡単にご紹介しました。
今回はここまでです。
次回は「市街地再開発事業」について配信する予定です。
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私達、土地家屋調査士は市民生活と密接に関係する土地・建物について、登記・測量の分野で深く関わっております。
ご質問、ご相談は、土地家屋調査士事務所をご活用下さい。
【発行所】
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