お役立ち情報バックナンバー
2020/04/13(月)
◆登記・測量のQ&A 2020年第007号
■■■■登記の吉野 お役立ち情報「登記・測量のQ&A」■■■■
土地家屋調査士の吉野清明です。
いつもご愛読いただきありがとうございます。
読者の皆様からの要望にお答えし「登記・測量のQ&A」をお届けしております。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
「マンション所有者と敷地の権利」
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
前回は、「分譲マンションの敷地」について概要をお話しました。
今回は、「マンション所有者と敷地の権利」について概要をお話しします。
問い
------------------------------
購入を考えている分譲マンションの登記事項証明書(登記簿謄本)に、敷地権(敷地権の種類・所有権)の記載があるとのことですが、これは何を意味するのでしょうか?
答え
───────────────
敷地権(しきちけん)とは、分譲マンション(区分建物)と一体化して登記された敷地の権利です。
分譲マンションの購入者は通常、その建物(専有部分)だけでなく、マンションの敷地に関する権利も取得することになります。
一戸建て住宅のような通常の建物であれば、その敷地と建物はそれぞれ独立した不動産として別々に登記されています。
そのため、土地だけを売却したり、建物だけを売ることもできます。
しかし、分譲マンションのような区分建物の登記は、その敷地に関する権利も一緒に登記されていて、建物(専有部分)と敷地の権利は分離して処分することができない扱いとなっています。
ですから、このようなマンションを売り買いすると、その敷地の権利も一緒に売り買いされることになるのです。
この事は、規約によってマンションの敷地と定めた土地(規約敷地)についても同様です。
以上、マンション所有者と敷地の権利について簡単にご紹介しましたが、実際には、建物(専有部分)と敷地に関する権利とを分離して処分できる場合もあり、多様なケースが存在します。
詳しくは、お近くの土地家屋調査士におたずねください。
今回はここまでです。
次回は「分譲マンション土地の持分」について配信する予定です。
どのような内容なのか、楽しみにお待ち下さい。
───────────────
私達、土地家屋調査士は市民生活と密接に関係する土地・建物について、登記・測量の分野で深く関わっております。
ご質問、ご相談は、土地家屋調査士事務所をご活用下さい。
【発行所】
┏━━━┓━━━━━━━━━━
┃\_/┃土地を識り、
┗━━━┛人と社会につくす地識人
┃境界測量・土地建物登記の専門家
┃土地家屋調査士吉野清明事務所
┃──────────────
┃〒378-0004
┃群馬県沼田市下久屋町344番地2
┃TEL 0278-22-9722
┃FAX 0278-22-9722
┃土地家屋調査士 吉野清明
┃e-mail yoshino-kmht@keh.biglobe.ne.jp
バックナンバーリスト
2021/03/16(火) ◆登記・測量のQ&A 2021年第005号
2021/02/26(金) ◆登記・測量のQ&A 2021年第004号
2021/02/16(火) ◆登記・測量のQ&A 2021年第003号
2021/01/26(火) ◆登記・測量のQ&A 2021年第002号
2021/01/06(水) ◆登記・測量のQ&A 2021年第001号
2020/12/28(月) ◆登記・測量のQ&A 2020年024号
2020/12/14(月) ◆登記・測量のQ&A 2020年023号
2020/11/30(月) ◆登記・測量のQ&A 2020年第022号
2020/11/25(水) ◆登記・測量のQ&A 2020年第021号
2020/10/27(火) ◆登記・測量のQ&A 2020年第020号
2020/10/15(木) ◆登記・測量のQ&A 2020年第019号
2020/09/30(水) ◆登記・測量のQ&A 2020年第018号
2020/09/11(金) ◆登記・測量のQ&A 2020年第017号
2020/08/27(木) ◆登記・測量のQ&A 2020年第016号
2020/08/12(水) ◆登記・測量のQ&A 2020年第015号
2020/07/21(火) ◆登記・測量のQ&A 2020年第014号
2020/07/07(火) ◆登記・測量のQ&A 2020年第013号
2020/06/23(火) ◆登記・測量のQ&A 2020年第012号
2020/06/09(火) ◆登記・測量のQ&A 2020年第011号
2020/05/26(火) ◆登記・測量のQ&A 2020年第010号