お役立ち情報バックナンバー
2018/05/29(火)
◆登記・測量のQ&A 2018年第010号
■■■■登記の吉野 お役立ち情報「登記・測量のQ&A」■■■■
土地家屋調査士の吉野清明です。
いつもご愛読いただきありがとうございます。
読者の皆様からの要望にお答えし「登記・測量のQ&A」をお届けしております。
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「地積測量図」
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前回は、「地籍」について概要をお話しました。
今回は、「地積測量図」について概要をお話しします。
問い
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法務局に備え付けられている土地に関する図面に「地積測量図」がありますが、どんなものなのでしょうか?
答え
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地積測量図(ちせきそくりょうず)は、土地の形や面積を示す図面で、分筆や地積更正などの土地の表示に関する登記を申請する際に添付する図面です。
地積測量図にはその土地の面積やその計算方法、土地の形状や隣接地との位置関係、設置されている境界標とその種類などが表示されています。
地積測量図の詳細につきましては、下記ページを参照してください。
http://www.to-ki.jp/data/zu_chiseki.html
地積測量図は、登記所(法務局)に保管されていて、誰でも閲覧したり写しの交付を請求することができます。
尚、全ての土地に地積測量図が備え付けられているわけではありません。過去に、分筆登記や地積更正登記といった地積測量図の添付が必要な登記が申請されていれば、備え付けられている可能性があります。
また、登記記録上の土地の情報は「地番」で管理されています。住居表示が実施された地域の住所とは違いますので注意が必要です。
以前ははっきりしていた境界が、長い年月の間に、境界標がずれたり、無くなってしまったりする場合があります。そのような時、地積測量図があれば境界標を元の位置に復元することができます。
もし、境界がはっきりしていなくて、地積測量図もない場合には、お近くの土地家屋調査士にご相談ください。適切なアドバイスをしてくれると思います。
以上、「地積測量図」について簡単にご紹介しましたが、詳しくお知りになりたい場合は、お近くの土地家屋調査士におたずねください。
今回はここまでです。
次回は「筆界未定地」について配信する予定です。
どのような内容なのか、楽しみにお待ち下さい。
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私達、土地家屋調査士は市民生活と密接に関係する土地・建物について、登記・測量の分野で深く関わっております。
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