お役立ち情報バックナンバー
2018/05/08(火)
◆登記・測量のQ&A 2018年第009号
■■■■登記の吉野 お役立ち情報「登記・測量のQ&A」■■■■
土地家屋調査士の吉野清明です。
いつもご愛読いただきありがとうございます。
読者の皆様からの要望にお答えし「登記・測量のQ&A」をお届けしております。
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「地籍」
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前回は、「地積」について概要をお話しました。
今回は、「地籍」について概要をお話しします。
問い
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土地に関する記録として「地籍」というものがあるそうですが、どんなものなのでしょうか?
答え
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人に関する情報として「戸籍」があるように、土地についても人の戸籍に当たる「地籍(ちせき)」があります。
地籍の中身は、一筆ごとの土地の所有者、地番、地目、境界の位置、面積などです。
地籍の情報は、登記所(法務局)の登記記録や地図に表されていますが、これらの記録の中には、明治時代の調査記録も多く、情報が正確でないこともあります。
地籍が不正確なままだと、土地の境界トラブルや土地の取引、行政に関わる活動に支障をきたすリスクがあります。
このような不正確な地籍を正確な情報に更新するため、主に市町村が主体となって地籍の調査が行われています。
地籍調査が行われると、その成果(地籍簿及び地籍図)は、登記所(法務局)にも送られ、登記情報や地図が更新され、精度の高い情報に改められることになります。
また、地籍の情報は、固定資産税算出の基礎情報としても活用されます。
地籍の調査は、昭和26年から行われていますが、平成27年度末時点でまだ51%しか進んでいません。特に、都市部で進捗率が低くなっています。
これら地籍に関する情報は、国土交通省でホームページを公開していますので参考にしてください。
http://www.chiseki.go.jp/
以上、「地籍」について簡単にご紹介しましたが、詳しくお知りになりたい場合は、お近くの土地家屋調査士におたずねください。
今回はここまでです。
次回は「地積測量図」について配信する予定です。
どのような内容なのか、楽しみにお待ち下さい。
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私達、土地家屋調査士は市民生活と密接に関係する土地・建物について、登記・測量の分野で深く関わっております。
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