お役立ち情報バックナンバー
2014/03/24(月)
◆登記・測量のQ&A 2014年第006号
■■■■登記の吉野 お役立ち情報「登記・測量のQ&A」■■■■
土地家屋調査士の吉野清明です。
いつもご愛読いただきありがとうございます。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
「登記の順番」
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
前回は、「登記される事項」について概要をお話しました。
今回は、「登記の順番」について概要をお話しします。
問い
------------------------------------------------------------------
銀行の住宅ローンで借り入れして、建物を新築する場合、どんな登記手続が必要になるのでしょうか?
答え
────────────────────────────────
一般的な住宅ローンを使って建物を新築する場合、建物表題登記、所有権保存登記、抵当権設定登記が必要になります。
不動産の登記記録は、表題部・権利部甲区・権利部乙区の3部構成になっていて、それぞれ次の箇所に登記されます。
建物表題登記 ----- 表題部
所有権保存登記 ----- 権利部甲区
抵当権設定登記 ----- 権利部乙区
参考図(建物の登記記録):
建物を新築する場合、新たに登記記録が作成される事になりますが、登記記録の作成には順番があります。権利に関する登記(甲区・乙区)は、表題部が無ければできませんし、乙区は、甲区が無ければできません。
つまり、
(1)建物表題登記
(2)所有権保存登記
(3)抵当権設定登記
の順番で登記手続する必要があります。
また、これらの登記手続を代理できるのは、次の資格者です。
建物表題登記 -----土地家屋調査士
所有権保存登記----司法書士
抵当権設定登記----司法書士
なお、既存の建物に抵当権を設定する場合でも、もし既存建物が登記されていなければ、今回紹介した順番で登記することになります。
以上、登記の順番について簡単にご紹介しましたが、詳しくは、お近くの土地家屋調査士におたずねください。
次回は「筆界」についてです。
どのような内容なのか、楽しみにお待ち下さい。
────────────────────────────────
私達、土地家屋調査士は市民生活と密接に関係する土地・建物について、登記・測量の分野で深く関わっております。
ご質問、ご相談は、土地家屋調査士事務所をご活用下さい。
【発行所】
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃
┏━━━┓土地を識り、人と社会につくす地識人
┃\_/┃〜境界測量・土地建物登記の専門家〜
┗━━━┛土地家屋調査士吉野清明事務所
┃ _______________________
┃|
┃|〒378-0004 群馬県沼田市下久屋町344番地2
┃|TEL 0278-22-9722 FAX 0278-22-9722
┃|土地家屋調査士 吉野 清明
┃|e-mail yoshino-kmht@keh.biglobe.ne.jp
バックナンバーリスト
2011/12/27(火) ◆登記・測量のQ&A 2011年第024号
2011/12/14(水) ◆登記・測量のQ&A 2011年第023号
2011/11/29(火) ◆登記・測量のQ&A 2011年第022号
2011/11/08(火) ◆登記・測量のQ&A 2011年第021号
2011/10/26(水) ◆登記・測量のQ&A 2011年第020号
2011/10/07(金) ◆登記・測量のQ&A 2011年第019号
2011/09/27(火) ◆登記・測量のQ&A 2011年第018号
2011/09/19(月) ◆登記・測量のQ&A 2011年第017号
2011/08/26(金) ◆登記・測量のQ&A 2011年第016号
2011/08/09(火) ◆登記・測量のQ&A 2011年第015号
2011/07/27(水) ◆登記・測量のQ&A 2011年第014号
2011/07/13(水) ◆登記・測量のQ&A 2011年第013号
2011/06/28(火) ◆登記・測量のQ&A 2011年第012号
2011/06/16(木) ◆登記・測量のQ&A 2011年第011号
2011/05/25(水) ◆登記・測量のQ&A 2011年第010号
2011/05/10(火) ◆登記・測量のQ&A 2011年第009号
2011/04/26(火) ◆登記・測量のQ&A 2011年第008号
2011/04/15(金) ◆登記・測量のQ&A 2011年第007号
2011/03/30(水) ◆登記・測量のQ&A 2011年第006号
2011/03/10(木) ◆登記・測量のQ&A 2011年第005号